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最澄と空海 日本仏教思想の誕生

968円(税込)
発売日2016年05月25日

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  • ISBN コード : 9784044000820
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 304
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 12.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

自然と世界は聖なるもの――。日本独自の仏教を生んだ二大巨頭の全貌に迫る

守旧派と対決し新たな仏教の礎を築いた最澄と、
即身成仏という力強い思考から密教の世界観を樹立した空海。
ともに遣唐使として学び、後にライバルとなる二人の巨人は、
アニミズムや山岳信仰の豊穣を取り込んだ
「日本型仏教」をいかに生み出したのか。
この世界に聖なる価値を認め、山川草木もまた成仏するという、
インドや中国にもない独自の思想と自然観。
鎌倉仏教や禅宗にも受け継がれゆくその核心を両者の生涯に探る。

著訳者プロフィール

●立川 武蔵:1942年、名古屋生まれ。国立民族学博物館名誉教授。名古屋大学文学部卒業。名古屋大学大学院中退後、ハーバード大学大学院留学(Ph.D.)。文学博士(名古屋大学)。仏教学とインド哲学を専門とし、2001年に中村元東方学術賞、2008年に紫綬褒章を受章。『ブッダをたずねて』(集英社新書)、『弥勒の来た道』(NHKブックス)など著書多数。

目次

プロローグ
 年表

1.仏教の源流

 第一章 源泉としてのインド仏教
 第二章 中国 仏教のメタモルフォーゼ

2.最澄 はじまりの人

 第三章 日本仏教の転換
 第四章 天台実相論
 第五章 一念三千の哲学
 第六章 最澄と天台の世界観

3.空海 世界の聖化

 第七章 密教の導入者
 第八章 密教行者としての空海――虚空蔵求聞持法
 第九章 空海のマンダラ理論
 第十章 空海と密教の世界観

 エピローグ
 あとがき
 文庫版あとがき