新八犬伝 転

新八犬伝 転

著者: 石山 透
792円(税込)
発売日2017年05月25日
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  • ISBN コード : 9784041047408
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 320ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 12.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

玉梓が怨霊、さもしい浪人網乾左母二郎、昭和の伝説の人形劇が完全復活!

水もしたたる美少年、犬阪毛野は父の仇である管領扇谷定正を狙い、その屋敷に潜り込むが奥方蟹目の方に正体がばれて、牢に入れられてしまう。その毛野を一目見た扇谷の一人娘陽姫が見て恋焦がれるように…! 何とか娘に諦めさせようと、毛野に剛の者たちとの婿取り試合をさせるが…。『南総里見八犬伝』の大胆な解釈のもと大人気を博した伝説の人形劇を、脚本家自らが書き下ろした完全小説版、第3弾!

著訳者プロフィール

●石山 透:1959年のNHK『ピエロが泣いた』でテレビのシナリオ作家としてデビュー。1971年、筒井康隆の『時をかける少女』を原作の少年ドラマシリーズ第一作『タイム・トラベラー』が好評を博す。その後、オリジナル続編を執筆し、自身で『続・時をかける少女』として小説化。ついで1973年、NHK人形劇『新八犬伝』のシナリオを担当、これが大ヒットとなる。1977年にはNHK時代ドラマ『鳴門秘帖』、1979年人形劇『プリンプリン物語』のシナリオを担当、『ラーマーヤナ』。SF的発想と独自の楽屋落ちに才腕を揮ったが、58歳で死去。

目次

一 ついたての虎暴れ出し、毛野陽姫奇妙な道行
二 またも出た左母二郎、毛野の珠をば懐中に
三 怨霊に魂売った素藤、現八慕う栞に横恋慕
四 浜路が打った大芝居、里見城は存亡の危機



十五 玉梓が怨霊嵐を呼び、お蔭で信乃浜路再会


三十 浜路と沙羅は瓜二つ、あわれ刑場の露に?
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