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シンドローム×エモーション

イラスト: sune
737円(税込)
在庫切れ
発売日2016年09月10日
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  • ISBN コード : 9784048923309
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 424
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 150 × 20.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

感情が物理法則を歪める“覚醒者”。彼らは世界の味方か、敵か――

突然の眠りを経て、異形の力を発現させる病"スノウホワイト・シンドローム"。
力に覚醒め、世界から捨てられた者たちの未来はふたつにひとつ。
世界の敵か、世界の味方か。

"悪夢の日(ミラージュ・デイ)"。
それはスノウホワイト・シンドローム(SWS)が初めて確認されてから数年後に世界を襲った、災厄だ。
各国で同時に覚醒したSWS患者がみな一様に正気を失い、力――"正夢(コネクト)"をもって破壊の限りを尽くしたこの出来事を境に、彼ら"覚醒者(コネクター)"は世界の異物と見なされ……その居場所を失った。
そんな彼らが辿る道はふたつにひとつ。世界に反旗を翻し反社会的な行動に走るか、そんな者たちを取り締まる側に回るかだ。

治安維持組織「Seventh」に所属する千歳環は、他人の正夢を複製・備蓄し、任意に使用できるという特性を持っている。
しかし正夢とは、覚醒者の強い――多くの場合は負の――感情が源となった、いわば心の傷そのもの。それを好きに使える環は、同じ覚醒者からも孤立した存在だった。
そんなある日、環はテロ組織「焔の魂(アイアン・ソール)」に占拠された病院にて、ひとりの覚醒者の少女と出逢う。自らが保護した彼女の教育係となった環は、少女――ニコラとのふれあいを通じ、長らく身を苛んでいた孤独が融解していくのを感じていた。

しかし、ニコラを連れて臨んだ初任務。焔の魂の悪意がまたも二人に忍び寄り……