日本の天井 時代を変えた「第一号」の女たち

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日本の天井 時代を変えた「第一号」の女たち

1,760円(税込)
発売日2019年06月21日
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  • ISBN コード : 9784041059302
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 320ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 24.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

日本には幾重にもガラスの天井があった。そして、今もまだ残る天井がある。

女たちは、偏見と迷信を破り続けた。
超えたもの、そして未だ超えられぬものとは!?
「女」を追いかけ続ける著者が描く、闘いの時代史。

無数の声なき女性たちの嘆き、悲しみ、憤怒の声が、彼女たちの歩を進めた。
・女性初の一部上場企業役員となった、高島屋取締役の石原一子。
・囲碁界で女性初の高段者となった棋士、杉内壽子。
・男女雇用機会均等法を推し進めた、労働省初代婦人局長の赤松良子。
・登山家でエベレスト登頂を成し遂げた、田部井淳子。
・『ベルサイユのばら』で歴史漫画を女性で初めて成功させた、池田理代子。
・NHKアナウンサーで女性初のアナウンス室長になり、定年まで勤め上げた山根基世。
・女性初の真打となった、落語家の三遊亭歌る多。

日本にはガラスの、いや鉄か鉛で出来ていた天井があった。
出ること、伸びること、知ることを封じられた女性たちがいた。
その状況に我慢せず、各界の天井を打ち破り、道をつくってきた「第一号」がいる。
そして、彼女たちを後押しした無数の声なき女性たちがいる。
しかし、未だ天井は残る。
大正から昭和、平成、令和へと移ろう中、私たちは何を克服し、何を克服しえていないのか? 
女たちの歴史から、この国の姿を浮き彫りにするノンフィクション!

著訳者プロフィール

●石井 妙子:1969(昭和44)年、神奈川県茅ヶ崎市生れ。白百合女子大学卒、同大学院修士課程修了。約5年の歳月を費やして『おそめ』(新潮文庫)を執筆。綿密な取材に基づき、「伝説の銀座マダム」の生涯を浮き彫りにした同書は高い評価を受け、新潮ドキュメント賞、講談社ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞の最終候補作となった。2016年には『原節子の真実』(新潮社)が絶賛され、新潮ドキュメント賞を受賞。著書に『日本の血脈』(文春文庫)、『満映とわたし』(岸富美子との共著・文藝春秋)などがある。

目次

まえがき
第一章 砕き続けたのは、働く女性への偏見
        ――高島屋取締役・石原一子
第二章 破ったのは、女性への迷信
        ――囲碁棋士・杉内壽子
第三章 変えたのは、個人では破れない制度
        ――労働省婦人局長・赤松良子
第四章 手にしたかったのは、経験そのもの
        ――登山家・田部井淳子
第五章 描いたのは、読み捨てられない“文化“
        ――漫画家・池田理代子
第六章 追い求めたのは、職業の本質 
        ――アナウンサー・山根基世
第七章 望んだのは、優遇ではなく、同等の扱い
        ――落語家・三遊亭歌る多
あとがき
主要参考文献
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