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五瓣の椿

616円(税込)
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発売日2018年02月24日
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  • ISBN コード : 9784041062357
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 336
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 13.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

父を失い、少女は殺人に手を染める……。周五郎唯一のサスペンス小説!

家のために働きづめ、その挙句倒れて死んでしまった大切な父。その時母は浮気相手と不義密通を働いていた――。おしのが母をなじると、返ってきたのはおどろくべき言葉だった。「おしのちゃん、あなたの本当の父親はほかにいるのよ。」
母の不義を憎み、次々と母や、男たちに復讐を果たしながらも、不浄な血が流れている自身の存在に悩むおしの。最後の復讐相手、自分の本当の父親と直面したおしのがとった驚くべき行動とは――。犯した罪をどうやって償うべきか。サスペンス仕立てで語られる、罪と罰の物語。

著訳者プロフィール

●山本 周五郎:(やまもとしゅうごろう)、1903年山梨県生まれ。『須磨寺附近』で文壇デビューし、その後『樅ノ木は残った』『青べか物語』『さぶ』等多くの代表作を発表。
『日本娼道記』が昭和18年上期直木賞に推されるが固辞し、生涯ただ一つの賞も受け取らなかった。庶民や、立場の弱い人々がもがきながらも懸命に生きる姿を描く作品が多くみられる。著作の多くは映像化され、国民的にも親しまれている大衆文学の名手。