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本は遊びたがっている。知はつながりたがっている。
「デザインする」の前に「喜怒哀楽する」や「知覚する」があった。「知覚する」の前に「生活する」や「自然する」があった。
それらには、相互につながりあう「しるし」と「かたち」が萌芽した。
デザインはそれらを掴み取りつつ砕いて新たな「しくみ」を生じさせていく。
そんなデザイナーたちの際立つ思想を凝視してみたい。
著訳者プロフィール
目次
第一章 「かたち」が「いのち」
ヴィレム・フルッサー『デザインの小さな哲学』一五二〇夜
ランスロット・ロウ・ホワイト『形の冒険』三〇八夜
ジョージ・ドーチ『デザインの自然学』一三一一夜
ルネ・ユイグ『かたちと力』一四〇夜
吉田光邦『文様の博物誌』四〇一夜
ルドルフ・ウィトカウアー『アレゴリーとシンボル』六八五夜
エルヴィン・パノフスキー『イコノロジー研究』九二八夜
第二章 知覚とデザイン
ヤーコプ・フォン・ユクスキュル『生物から見た世界』七三五夜
パウル・クレー『造形思考』一〇三五夜
モーリス・メルロ=ポンティ『知覚の現象学』一二三夜
クルト・コフカ『ゲシュタルト心理学の原理』一二七三夜
ヴィクトール・フォン・ヴァイツゼッカー『ゲシュタルトクライス』七五六夜
佐々木正人『アフォーダンス』一〇七九夜
ドナルド・A・ノーマン『エモーショナル・デザイン』一五六四夜
第三章 技能から表象へ
立岩二郎『てりむくり』四九五夜
ベルナール・パリシー『陶工パリシーのルネサンス博物問答』二九六夜
貴田庄『レンブラントと和紙』一二五五夜
榧野八束『近代日本のデザイン文化史』四三九夜
伊東忠太 藤森照信 増田彰久『伊東忠太動物園』七三〇夜
村松貞次郎『大工道具の歴史』三七九夜
平田雅哉『大工一代』五三一夜
原弘『デザインの世紀』一一七一夜
モホリ=ナギ『絵画・写真・映画』一二一七夜
第四章 デザイナーの意表
ブルーノ・ムナーリ『モノからモノが生まれる』一二八六夜
ジャン・バーニー『エットーレ・ソットサス』一〇一四夜
杉浦康平『かたち誕生』九八一夜
堀内誠一『父の時代・私の時代』一〇二夜
石岡瑛子『I DESIGN(私デザイン)』一一五九夜
内田繁『インテリアと日本人』七八二夜
川崎和男『デザイナーは喧嘩師であれ』九二四夜
山中俊治『デザインの骨格』一六四四夜
PDの思想委員会 三原昌平編『プロダクトデザインの思想』一一九一夜
鈴木一誌『ページと力』一五七五夜
追伸 デザインは「脱・しるし」