●近藤 克則:1983年千葉大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院リハビリテーション部医員、船橋二和病院リハビリテーション科科長 などを経て、97年日本福祉大学助教授。University of Kent at Canterbury(イギリス)客員研究員(2000〜01年)、日本福祉大学教授を経て、14年から千葉大学教授。16年から国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター老年学評価研究部長。一般社団法人日本老年学的評価研究(JAGES)機構代表理事。著書『健康格差社会』で社会政策学会賞(奨励賞)受賞。
「まちの環境」があなたの寿命を決める!
転ぶ人が多い町、鬱の人が多い町、認知症になる人が多い町があった「まちの環境」があなたの寿命を決める!
転ぶ高齢者が4倍多い町、認知症のなりやすさが3倍も高い町――。健康格差の実態が明らかになるにつれ、それは本人の努力だけでなく環境にも左右されていることがわかってきた。健康格差をなくし、社会環境を整えることの重要性を確認し、0次予防についての理解を深める。生涯現役・健康寿命・地域共生社会づくりための提言が詰まった一冊。
著訳者プロフィール
目次
第2章 放置できない健康格差
第3章 健康格差は子どものときから始まっている
第4章 健康寿命を延ばすにはどうすればいいのか
第5章 努力しないで減塩する方法
第6章 健康格差を解消するための取り組み
事例1●愛知県武豊町 事例2●千葉県松戸市
Column 予防医学は研究者も研究費も少なすぎる/認知症の発症率は10年で2割下がっている!?/スポーツは見るだけでも健康に!? 他