- ISBNコード
- 9784041076682
- 商品形態
- 一般書
- サイズ
- 四六判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 128 × 188 × 16.0 mm
- 総ページ数
- 224ページ
鉄学者と作家、平成の終わりに皇室、小説をアツーく語り合う。
あるとき、会議中に原さんが猛然としゃべりだした。とある鉄道の本について、熱く熱く語っているのである。「いや、そんな細かい部分、ここにいるだれもわからんがな」と呆気に取られつつ、私は深く納得した。
なーんだ、ただのオタクだ!
そこからなにがどうなって対談をすることになったのか、いまいち記憶が定かではないのだが、小説や天皇制や鉄道について、二人で好きなようにしゃべったのが本書だ。
私と同様、門外漢のかたにも、肩肘張らずにお読みいただける内容になったのではないかと思う。
――三浦しをん(「まえがき」より抜粋)
*
三浦さんが女性作家として、時にびしっと本質を衝く意見や質問をされることに、思わずはっとさせられた。
「社会全体の中で女の人をどう位置づけるかは、学校教育も政治家も何も考えていないような気がします。」
「アマテラスは女性の神様ですが、その子孫であるとされる天皇家は、なぜ女系を採用しなかったんでしょうね。」
学者でない人々、とりわけ女性との対話を積み重ねることで、自らの学問が鍛えられてゆくことの大切さを、改めて思い知らされた次第である。
――原 武史(「あとがき」より抜粋)
なーんだ、ただのオタクだ!
そこからなにがどうなって対談をすることになったのか、いまいち記憶が定かではないのだが、小説や天皇制や鉄道について、二人で好きなようにしゃべったのが本書だ。
私と同様、門外漢のかたにも、肩肘張らずにお読みいただける内容になったのではないかと思う。
――三浦しをん(「まえがき」より抜粋)
*
三浦さんが女性作家として、時にびしっと本質を衝く意見や質問をされることに、思わずはっとさせられた。
「社会全体の中で女の人をどう位置づけるかは、学校教育も政治家も何も考えていないような気がします。」
「アマテラスは女性の神様ですが、その子孫であるとされる天皇家は、なぜ女系を採用しなかったんでしょうね。」
学者でない人々、とりわけ女性との対話を積み重ねることで、自らの学問が鍛えられてゆくことの大切さを、改めて思い知らされた次第である。
――原 武史(「あとがき」より抜粋)
目次
まえがき 三浦しをん
第一回対談
通学の沿線風景―女官の世界―『源氏物語』は不敬か
第二回対談
「生前退位」のご意向―女系天皇と「国体」―天皇の代替わり
第三回対談
「おことば」の衝撃―蕎麦屋にふらっと入る自由―三島由紀夫、幻の計画
第四回遠足
コンパートメント車両―鬼怒川温泉―東武ワールドスクウェア
第五回対談
「作詞:昭和天皇」―宮内庁詰めになる―平成の終わりに
おわりに 原武史
第一回対談
通学の沿線風景―女官の世界―『源氏物語』は不敬か
第二回対談
「生前退位」のご意向―女系天皇と「国体」―天皇の代替わり
第三回対談
「おことば」の衝撃―蕎麦屋にふらっと入る自由―三島由紀夫、幻の計画
第四回遠足
コンパートメント車両―鬼怒川温泉―東武ワールドスクウェア
第五回対談
「作詞:昭和天皇」―宮内庁詰めになる―平成の終わりに
おわりに 原武史