男色の景色

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男色の景色

1,056円(税込)
発売日2019年03月23日
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  • ISBN コード : 9784044004606
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 320ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 12.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

日本文化史を艶に彩る、男と男のいる風景

かつてこの国にあった美童文化。江戸・明治の錦絵に刻まれた男倡の影。文豪が変名で寄せた同性愛小説。菊、梅、杜若、水仙の華に込められた、若契と衆道のサイン――。幾重にも響きあって呼応する文化の複層にわけいれば、ときに秘され、ときに失われた男色の景色が浮かびあがる。万葉集の相聞歌から、平安貴人の日記、世阿弥、琳派、三島由紀夫、川端康成、中原淳一まで。今はなき東京の盛り場を訪ねた「東都戦後男色地図」を増補。

著訳者プロフィール

●丹尾 安典:1950年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学文化構想学部教授。美術史・イメージ分析を主領域としながら、多岐にわたる分野の論文や評論を発表。論文に「〈平和国家〉の〈滅私奉公〉」、「壺体・國吉清尚」、「ポン・タヴェン派残党遺聞」など、評論に「セザンヌは生きている」「仰天日本美術史〈デロリ〉の血脈」「ゴーギャンという人生」など、共著に『パリ オルセ美術館と印象派の旅』(新潮社)、『日本の近代美術1 油彩画の開拓者』(大月書店)、『イメージのなかの戦争』(岩波書店)などがある。

目次

第一章 嘆息
第二章 連れ鳴く雁
第三章 一条の水脈
第四章 華苑
第五章 そへ歌
第六章 礼装
東都戦後男色地図──あとがきにかえて
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