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東京の幽霊事件 封印された裏歴史

1,760円(税込)
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発売日2019年06月28日
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  • ISBN コード : 9784041081976
  • サイズ :四六判 変形   総ページ数: 224
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 132 × 188 × 17.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

事故や事件現場に現れる幽霊たち。消えゆく声を蒐集したルポルタージュ

谷中霊園にかつてあった五重塔焼失の原因は“放火心中”でなく、“殺人放火死体遺棄事件”だという噂。電車が通ると響く女の悲鳴と1962年の日暮里駅で八人の犠牲者を出した三河島事故との関係は? 池を埋めると家が滅ぶという神田お玉ケ池。日本人の意識の底流に潜む“お玉”とは。何度も追突事故が発生する中央線の“魔のカーブ”、事故多発の踏切……。川のそばの“出る”と噂の幽霊屋敷、繰り返される連続火災に“助けて、出られない!”という女性の悲鳴、水難者の霊といわれる“黒い人の幽霊”譚、戦時中の練兵場だった公園に現れる女の幽霊と被爆死の関係は?
かつて事件や事故のあった場所、恨みを残して亡くなった人の思い、いわくつきの場所を歩き、現代から過去へ思いを巡らす。土地の記憶に耳を傾け、地元の住人に話を聞き、過去の新聞や歴史資料を集め、写真を撮る。消えゆく声なき声を蒐集した、怪談ノンフィクション。東京十四カ所、番外編として神奈川、群馬県の3名所も収録。単行本用にあとがきも書き下ろし。怪談雑誌『幽』に連載された傑作。

著訳者プロフィール

●小池 壮彦:1963年、東京生まれ。ルポライター。著書に『心霊写真 不思議をめぐる事件史』『心霊ドキュメンタリー読本』『東京 記憶の散歩地図』『怪談 FINAL EDITION』『日本の幽霊事件』ほか、怪異の真相に迫るノンフィクションを多数刊行。

目次

一 谷中霊園 火焔心中異聞
二 日暮里駅 車輪の声
三 お玉ケ池 池のほとりの怪異
四 神田川 隅田川 玉女幻想
五 東中野 中野一丁目 白い女
六 秋葉原 橋のほとりの幽霊屋敷
七 面影橋 姿見のまぼろし
八 姿見の橋 於戸姫の面影
九 歌舞伎町 霊ホテル
十 品川橋 天王洲 河口の卒塔婆
一一 堀切 懺悔した通り魔
一二 旧三河島町界隈 赤飯怪談
一三 淀橋 姿見ずの橋
一四 旧代々幡町 死骸の行方
番外編一 宮ケ瀬ダム 虹の大橋
番外編二 観音崎 海霊
番外編三 神流湖 底の禁忌
おわりに