- ISBNコード
- 9784040732527
- レーベル
- 富士見L文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 10.8 mm
- 総ページ数
- 288ページ
仏さまの教えと精進料理が、「さよなら」の涙に寄り添います。
退職したばかりの元営業・空也は、精進料亭“あじさい亭”で雇ってもらうために鎌倉へやって来た。
しかし店主である僧侶・蓮沼竜玄は拒否! ついには、椎茸干しに集中して相づちさえされなくなる。取り繕った理由を話していた空也も、つい言わないつもりだった、この店でなければいけない本当の理由を口にしてしまう。
「このまえ大好きだったばあちゃんが死んだ。堪らなくて、なのに出てきた精進料理が旨くて。味は違うのにばあちゃんの味を思い出した――」
空也の独白に竜玄は……?
しかし店主である僧侶・蓮沼竜玄は拒否! ついには、椎茸干しに集中して相づちさえされなくなる。取り繕った理由を話していた空也も、つい言わないつもりだった、この店でなければいけない本当の理由を口にしてしまう。
「このまえ大好きだったばあちゃんが死んだ。堪らなくて、なのに出てきた精進料理が旨くて。味は違うのにばあちゃんの味を思い出した――」
空也の独白に竜玄は……?
目次
プロローグ
第一話 松風豆腐の上の涙
第二話 碧い目に映る胡麻豆腐
第三話 思い出の卯の花炒め
第四話 煮びたしの勇気、うどんの音
エピローグ
第一話 松風豆腐の上の涙
第二話 碧い目に映る胡麻豆腐
第三話 思い出の卯の花炒め
第四話 煮びたしの勇気、うどんの音
エピローグ