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己惚れの記

著者: 中路啓太
902円(税込)
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発売日2020年05月22日
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  • ISBN コード : 9784041092798
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 416
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 15.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

腐敗した世の中を、己惚れながら生き抜いてゆけ!

「俺は見境をなくすほどに己惚れている」。侍の世も終わりに近づいた天保年間。たとえ愚か者と罵られようとも、己の信じた道を貫き通す男がいた。誰よりも武士らしくあろうとした男の、手に汗握る一代記!

著訳者プロフィール

●中路啓太:1968年、東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得の上、退学。2006年、『火ノ児の剣』で第1回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し作家デビュー。10年、『己惚れの砦』(文庫化時に『己惚れの記』に改題)で第31回吉川英治文学新人賞の候補に。15年、『もののふ莫迦』で第5回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。16年、『ロンドン狂瀾』が第7回山田風太郎賞の候補になる。他著に『傾国 もうひとつの楊貴妃伝』『獅子は死せず』『うつけの采配』『ゴー・ホーム・クイックリー』『ミネルヴァとマルス』などがある。