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くさいはうまい

968円(税込)
発売日2020年05月22日

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  • ISBN コード : 9784044005955
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 256
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 9.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

いま注目を集める発酵食品を、第一人者が科学と歴史で紐解く!

納豆、熟鮓、ホンオ・フェ、キビヤック、シュール・ストレンミング……この世界には、強烈なにおいを放つ食べ物がある。未知なる発酵食品を求めて東奔西走する著者が、失神寸前になりながらも、かぶりつく!
発酵学の第一人者・小泉武夫が「くさいはうまい」をテーマに語るエッセイ集。味・におい・文化の魅力たっぷりの発酵ワールドへ読者を誘う。

第1章では、今注目を集める甘酒など、身近な発酵食品を、科学と歴史の両面から迫る。
第2章「くさいはうまい」は、著者が世界各地で体験してきた、くさいにまつわる強烈なエピソードを紹介。
さらに、ノンフィクション作家・高野秀行氏との「くさい」食べ物対談を新たに収録する。

(目次・抜粋) 
滋養たっぷり物語…甘酒/味噌/パン/キムチ/発酵豆腐/くさや/納豆/チーズ/ヨーグルト
くさいはうまい…臭い肉、臭い酒/臭い鳥/大根と沢庵/山羊と羊/激烈臭発酵食品/臭い魚
高野秀行氏との対談…対談は西アフリカの納豆から始まる/世界一臭い納豆の登場/南米のカエルを飲み干す/強烈なにおいの熟鮓コンテスト/なぜ二人は発酵を追い求めるのか など

著訳者プロフィール

●小泉 武夫:1943年、福島県生まれ。東京農業大学農学部醸造学科卒業。東京農業大学教授を経て、同大学名誉教授。農学博士。専攻は醸造学、発酵学、応用微生物学。国や地方自治体で食に関するアドバイザーを務め、執筆、テレビ出演など多方面に活動する。主な著書は『酒の話』(講談社現代新書)、『日本酒ルネッサンス』『発酵』(中公新書)、『不味い!』(新潮文庫)、『発酵食品礼賛』(文春新書)など。

目次

はじめに

第1章 滋養たっぷり物語

甘酒
味噌
漬け物
パン
キムチ
発酵豆腐
くさや
糸引き納豆
塩辛納豆
食酢
チーズ
乳酒
ヨーグルト
発酵茶
熟鮓

発酵肉
ナタ・デ・ココ
鰹節
酒粕
ピクルス
魚醤
テンペ


第2章 くさいはうまい

臭い肉、臭い酒
虫も臭かった
チーズは猥褻である
臭い鳥

大根と沢庵
臭い果物
山羊と羊
野生動物いろいろ
激烈臭発酵食品
臭い魚
さらに臭い魚
中国熟鮓の旅


第3章 発酵食品を探検する

対談は西アフリカの納豆から始まる
世界一臭い納豆の登場
強烈な熟鮓は日本全国にあった
催涙性食品は嗅ぐと意識が遠のく
油で揚げる前のものを出してはいけない
南米のカエルを飲み干す
接吻は微生物の交換である
樽から出てきたのは真っ黒いチーズだった
タガメは洋梨の香りがする
強烈なにおいの熟鮓コンテスト
なぜ二人は発酵を追い求めるのか