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Babel III 鳥籠より出ずる妖姫

イラスト: 森沢 晴行
1,430円(税込)
発売日2020年12月17日

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  • ISBN コード : 9784049135398
  • サイズ :B6判    総ページ数: 484
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 182 × 29.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

大国キスクを訪れた雫。妖姫と謳われる王妹オルティアとの対決へ。

 この大陸の在り方にまつわる秘匿された真実を、ファルサス王から知らされた雫とエリク。その情報の中から日本帰還への糸口を見いだした二人は、再び旅に出ようとしていた。
 だがその時、突如現れた使者に雫は選択を突きつけられる。招かれた先はかねてよりきな臭い噂が絶えなかった大国キスク。彼女に求められた役割は、残忍で知られる王妹オルティアの遊び相手だという。

「それで? お前は何ができる? 自らの口で述べてみよ」

 成り行きから雫は、流行り病とされる言語障害の対処法を確立するという大役を負うことに。失敗すれば待つのは無残なる死。旅の庇護者であったエリクのいない中、雫は一人手探りで解決策を探す。
 そして孤独の姫オルティアとの対峙を重ねるうちに彼女の心根を知り、二人の間柄にも変化が生まれていくのだが……。

著訳者プロフィール

●古宮 九時:第20回電撃小説大賞、最終選考作『監獄学校にて門番を』(電撃文庫刊)にてデビュー。メディアワークス文庫『死を見る僕と、明日死ぬ君の事件録』など。