東方の言葉

東方の言葉

著者: 中村 元
924円(税込)
発売日2021年05月21日

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  • ISBN コード : 9784044006426
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 256ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 9.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

仏教・インド思想の叡智、60の至言

「自己を灯火とし、自己をよりどころとせよ」(大ニッバーナ経)、「もろひとの病はわが病である」(維摩経)。仏教・東洋思想の碩学が、自身が感銘をうけた東洋における宗教の至言を解説。厳選された60の簡潔なフレーズが、宗派や既成宗教の制約をこえ、私たちの心を揺さぶる。宗教への真実の道は、生活のことばをもって理解し表現することにあるという確信から著された、現代人が生きるための指針の書。「附 カナガキ仏教書」を収録。

著訳者プロフィール

●中村 元:1912年、島根県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。東京大学名誉教授、東方学院学院長、比較思想学会名誉会長、学士院会員などを歴任。仏教思想・インド哲学の第一人者。紫綬褒章、文化勲章、勲一等瑞宝章受章。人間ブッダの姿を明らかにするとともに、人類共通の普遍思想を求めて、仏教と西洋思想の比較思想研究を推進。著書に『〔決定版〕中村元選集』全40巻(春秋社)、『広説佛教語大辞典』全4巻(東京書籍)、訳書に『ブッダのことば』『ブッダ 神々との対話』(ともに岩波文庫)などがある。99年逝去。

目次

仏教外のインドの諸宗教
一、絶対者への通路
二、真実の自己
三、倫理の成立する基礎
四、義務をはたす
五、信仰
六、他の神々をゆるす神
七、個我と最高我
八、精神の統一
九、ヨーガと禅
一〇、神は人間のうちにある
一一、神のすがた
一二、他人への奉仕
一三、もろもろの宗教は一に帰す
一四、殺すべからず
原始仏教
一五、金銭の誘惑
一六、欲楽におけるあやまち
一七、中道
一八、厭世
一九、自己にたよる
二〇、思想の相対性
二一、生命のはかなさ
二二、愚を知る
二三、ひとの噂
二四、たすけ合う
二五、うらみ
二六、慈しみ
二七、平等
二八、悪をなすなかれ
二九、父母をうやまう
三〇、社会人としてのつとめ
三一、職業における精励
三二、主人と使用人
三三、婦人の意義
三四、婦人の習性
三五、愛
三六、結婚の破滅
三七、夫婦のつとめ
三八、対論の態度
後代のインド仏教
三九、もろひとの病
四〇、すくい
四一、みなすくわれる
四二、仏の真実のすがた
四三、相互依存
四四、絶対者と世界
四五、真如
四六、身体で読む
四七、奉仕の行
中国仏教
四八、天地と一体
四九、邪と正
五〇、ふだんの気持ち
日本仏教
五一、あらあらしいことをするな
五二、生れて死す
五三、死
五四、時間
五五、ひたすらの信仰
五六、いつわり
五七、すくい
五八、罪をつくる縁
五九、賤民の子
六〇、善の行い
 むすび──生活における宗教への提案
附 カナガキ仏教書
 はしがき
一、奈良及び平安仏教諸宗派の民衆教化
二、鎌倉仏教諸派の民衆教化
三、禅の民衆化
 あとがき
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