ナメられない組織の作り方 どんな状況でも利益を出す「超格差戦略」

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ナメられない組織の作り方 どんな状況でも利益を出す「超格差戦略」

訳者: 北野 博己
1,760円(税込)
発売日2021年03月29日
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  • ISBN コード : 9784046051172
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 304ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 15.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

サムスン電子を世界の頂点へ導いた元CEOの経営論・リーダー論のすべて。

「熾烈なプロセスから得た【変身】の必要性を、私はしばしば幼虫が蛹になり、さらに蛹があでやかな蝶へと姿を変えるシーンにたとえて説明します。幼虫は蛹に、蛹は蝶に変身しなければ生存できません。もしも卵から孵った幼虫が、変身を止めたらどうなるでしょう? 温かい場所で柔らかい葉っぱをかじることで満足し、永遠に幼虫でいることにしたら、どうなるでしょうか。
おそらく世界で最も図体の大きな幼虫になるでしょう。まるまると太った幼虫です。変身しないまま巨大化した幼虫にはどんな運命が待っていると思いますか?
空を飛ぶ鳥に真っ先に見つかり、すぐに捕食されてしまうでしょう。

幼虫は、変身を止めてはだめなのです。変身しなければ生き残れません。私たちの人生も同様です。自分の立場に満足し、さらなる変身を止めてしまったら、必ず他の誰かに取って食われてしまいます。自分の夢を実現し、組織の目標を達成しようとするなら、自分と組織を絶えず変身させ続けなければなりません。

私たちの周りには、変身を恐れて巨大な幼虫のままでいようとする人々があまりに多くいます。巨大な幼虫のままでいることに満足する会社や事業部署もたくさん見てきました。自分がどれほど巨大な幼虫なのかを自慢する人さえいました。
そうした人々の目には、空を飛ぶ鳥たちが見えていないようです。図体が大きいだけの幼虫はたやすく捕食者の獲物になるという現実を知らない人は、意外にたくさんいます。

変わらなければ死んでしまう。それは、私が危機に陥った事業部署や赤字会社を任されるたびに思い知った教訓です。」(本書プロローグより)

著訳者プロフィール

●クォン・オヒョン:サムスン電子で「半導体の神話」を作った人物。1985年、スタンフォード大大学院電気工学博士課程終了後、アメリカのサムスン半導体研究所の研究員としてサムスンに入社。1992年、世界初の64Mb DRAM開発に成功。以後、サムスン電子の「超格差戦略」の基礎を作った。2008年よりサムスン電子デバイスソリューション事業総括社長を経て2012年、サムスン電子代表取締役副会長兼DS事業部門長に就任。その指揮下でサムスン電子は2017年にインテルを抜き世界の半導体1位の座に上るなど、史上最大の実績を記録した。

目次

第1章 リーダー――誕生と進化
     天性VS訓練:生まれつきか、育てられるのか/リーダーの価値:最上のリーダー、最悪のリーダー 他
第2章 組織――原則とシステム
     組織図:人を配置する前に組織図を描け/サイロ破壊:「彼らだけの王国」を破壊せよ 他
第3章 戦略――生存と成長
     選択戦略:仕事ができないからではなく、多すぎるから失敗する/赤字事業の戦略:底なしの泥沼か、未来の黄金の畑か 他
第4章 人材――原石と宝石
     発掘と育成:絶対に避けるべき人をまず除外する/突破力:すべての失敗が成功の母ではない 他
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