明日はきっと お仕事小説アンソロジー

明日はきっと お仕事小説アンソロジー

編者: 堺 憲一
著者: 坂木 司
著者: 沢村凜
748円(税込)
発売日2022年01月21日

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  • ISBN コード : 9784041120538
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 288ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

面白くてためになる。様々な仕事の裏側を描いた、お仕事小説アンソロジー。

空港に勤務する旅行会社の「あぽやん」、誰もが働きやすい職場環境を守る労働基準監督官、文書や原稿などの誤りを指摘する校閲者、求職者の相談に乗るハローワーク職員、地域住民に愛される町のクリーニング店。様々な職場で働く人を、人気作家が描いた短編5作品を収録。身近な仕事から意外と知らない職業まで、誰もが壁にぶつかり、悩んでいる。奮闘する主人公たちに明日の一歩を踏み出す勇気をもらえる、傑作アンソロジー。

著訳者プロフィール

●堺 憲一:前東京経済大学学長、現経済学部名誉教授。独自の観点で経済小説を紹介・解説する『この経済小説がおもしろい!』(ダイヤモンド社・2010年)の他、『日本経済のドラマ‐経済小説で読み解く1945-2000』、『戦後日本経済』等、経済・歴史に関する書籍を複数刊行。
●久保寺 健彦:1969年東京都生まれ。立教大卒業。2007年「みなさん、さようなら」でパピルス新人賞、「ブラック・ジャック・キッド」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞、「すべての若き野郎ども」でドラマ原作大賞特別賞の新人賞三冠を達成。他著に『空とセイとぼくと』『オープン・サセミ』『ハロワ!』『中学んとき』『青少年のための小説入門』などがある。
●坂木 司:1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』で<覆面作家>としてデビュー。続く「ひきこもり探偵」シリーズとして人気を得る。ナイーヴで魅力的な人間像、緻密に描かれ、爽快に解かれる日常の不思議とこころの謎が圧倒的な支持を集めている。13年『和菓子のアン』で第2回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。他の著作に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『僕と先生』『肉小説集』『女子的生活』などがある。
●沢村凜:沢村凜:1963年、広島県生れ。鳥取大学農学部卒。91年、日本ファンタジーノベル大賞に応募した『リフレイン』が最終候補となり、デビュー。98年『ヤンのいた島』で第10回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。おもな著書に『瞳の中の大河』『あやまち』『黄金の王 白銀の王』『脇役スタンド・バイ・ミー』『ぼくは〈眠りの町〉から旅に出た』『猫が足りない』などがある。
●新野 剛志:しんの・たけし。1965年東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。旅行会社勤務を経て、99年『八月のマルクス』で第45回江戸川乱歩賞を受賞。直木賞候補となった『あぽやん』は、その続編『恋する空港 あぽやん2』とともに、テレビドラマ化され話題に。同シリーズは『あぽわずらい あぽやん3』で完結。著書は他に、『中野トリップスター』『カクメイ』など。
●宮木 あや子:1976年神奈川県生れ。2006年『花宵道中』で第5回「女による女のためのR-18文学賞」で大賞と読者賞をW受賞しデビュー。著書に『憧憬☆カトマンズ』『帝国の女』『砂子のなかより青き草 清少納言と中宮定子』『手のひらの楽園』『CAボーイ』など。繊細で叙情性あふれる作風と、女性の本音をあけすけに吐露する明るく突き抜けた作風の両方を巧みに駆使する注目作家。13年『セレモニー黒真珠』で第9回酒飲み書店員大賞を受賞。14年『花宵道中』が安達祐実主演で映画化。16年『校閲ガール』が石原さとみ主演で連ドラ化。

目次

笑って、笑って(新野剛志『あぽやん』(文春文庫)所収)
部下の迷い(沢村凜『ディーセント・ワーク・ガーディアン』(双葉文庫)所収)
校閲ガール!?(宮木あや子『校閲ガール』(角川文庫)所収)
仕事の仕事(久保寺健彦『ハロワ!』(集英社文庫)所収)
グッドバイからはじめよう(坂木司『切れない糸』(創元推理文庫)所収)

解説 堺憲一
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