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沖縄文化論集
9784041126769
沖縄文化論集
著者:
柳田 国男
著者:
折口 信夫
著者:
伊波 普猷
著者:
柳 宗悦
編・解説:
石井 正己
1,320
円(税込)
発売日
2022年06月10日
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ISBN コード : 9784041126769
サイズ :文庫判 総ページ数: 432
商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 16.0 mm
※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
秘められた古層に、日本の源流を探る。戦火を越える沖縄学、珠玉の15編。
天体や海洋への鋭敏な感性、孤島の生活、琉球神道とマレビト、古代神話と月、入墨の文化――。戦前、柳田国男を中心に高まった沖縄文化研究の熱情は、多彩な才能と関心をとりこみ、広がりをみせていく。沖縄文化をどこに見出すのか。そして沖縄戦の荒廃を乗り越え、文化的アイデンティティをいかに再興するか。時の流れにより失われたもの、なお変わることのないものを見つめる珠玉の15編を、詳細な注釈・解説とともに読み解く。
「このたびの戦乱によって、中断せられた色々の学問の中でも、取り分け再興のむつかしい一つは、南の島々の文化史の研究である」 ── 柳田国男(本文より)
著訳者プロフィール
●柳田 国男:1875年生。民俗学者。『遠野物語』『海上の道』などの著作により民俗学の確立に尽力した。1962年没。
●折口 信夫:1887年生。歌人、国文学者、民俗学者。著書に『古代研究』『死者の書』など。1953年没。
●伊波 普猷:1876年生。沖縄出身の言語学者、民俗学者。著書に『おもろさうし選釈』『沖縄歴史物語』など。1947年没。
●柳 宗悦:1889年生。美術評論家、宗教哲学者。著書に『朝鮮とその芸術』『手仕事の日本』など。1961年没。
●石井 正己:1958年生。東京学芸大学教授。専門は日本文学、民俗学、口承文芸学。『遠野物語の誕生』(ちくま学芸文庫)など著作多数。
目次
はじめに (石井正己)
1 序にかえて
沖縄の風物
沖縄の土俗 (稲垣 国三郎)
2 沖縄文化の発見へ
『海南小記』序 (柳田国男)
海南小記・沖縄編 (柳田国男)
琉球の宗教 (折口信夫)
南島の自然と人 (伊波普猷)
月と不死──若水の研究の試み (ニコライ・ネフスキー)
沖縄語問題──国語問題に関し沖縄県学務部に答うるの書 (柳宗悦)
3 沖縄文化の復興へ
『沖縄文化叢説』編纂者の言葉 (柳田国男)
沖の泡 (幣原坦)
ウルマは沖縄の古称なりや (伊波普猷)
女の香炉 (折口信夫)
南島の入墨(針突)に就いて (小原一夫)
尾類考 (柳田国男)
4 跋にかえて
沖縄の思い出 (柳宗悦)
解説 沖縄文化研究の情熱 (石井正己)
参考文献
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秘められた古層に、日本の源流を探る。戦火を越える沖縄学、珠玉の15編。
天体や海洋への鋭敏な感性、孤島の生活、琉球神道とマレビト、古代神話と月、入墨の文化――。戦前、柳田国男を中心に高まった沖縄文化研究の熱情は、多彩な才能と関心をとりこみ、広がりをみせていく。沖縄文化をどこに見出すのか。そして沖縄戦の荒廃を乗り越え、文化的アイデンティティをいかに再興するか。時の流れにより失われたもの、なお変わることのないものを見つめる珠玉の15編を、詳細な注釈・解説とともに読み解く。「このたびの戦乱によって、中断せられた色々の学問の中でも、取り分け再興のむつかしい一つは、南の島々の文化史の研究である」 ── 柳田国男(本文より)
著訳者プロフィール
●折口 信夫:1887年生。歌人、国文学者、民俗学者。著書に『古代研究』『死者の書』など。1953年没。
●伊波 普猷:1876年生。沖縄出身の言語学者、民俗学者。著書に『おもろさうし選釈』『沖縄歴史物語』など。1947年没。
●柳 宗悦:1889年生。美術評論家、宗教哲学者。著書に『朝鮮とその芸術』『手仕事の日本』など。1961年没。
●石井 正己:1958年生。東京学芸大学教授。専門は日本文学、民俗学、口承文芸学。『遠野物語の誕生』(ちくま学芸文庫)など著作多数。
目次
1 序にかえて
沖縄の風物
沖縄の土俗 (稲垣 国三郎)
2 沖縄文化の発見へ
『海南小記』序 (柳田国男)
海南小記・沖縄編 (柳田国男)
琉球の宗教 (折口信夫)
南島の自然と人 (伊波普猷)
月と不死──若水の研究の試み (ニコライ・ネフスキー)
沖縄語問題──国語問題に関し沖縄県学務部に答うるの書 (柳宗悦)
3 沖縄文化の復興へ
『沖縄文化叢説』編纂者の言葉 (柳田国男)
沖の泡 (幣原坦)
ウルマは沖縄の古称なりや (伊波普猷)
女の香炉 (折口信夫)
南島の入墨(針突)に就いて (小原一夫)
尾類考 (柳田国男)
4 跋にかえて
沖縄の思い出 (柳宗悦)
解説 沖縄文化研究の情熱 (石井正己)
参考文献