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京都大学発! プラットフォームの仕組みを学び、社会を駆動する
■「プラットフォーム学」を扱う世界初の大学院(京都大学卓越大学院)は、どのように授業をつくり、プラットフォーム構築者を育てているのか。プラットフォームに必要な要素は何か。京都大学学長をはじめとする教授陣20人を取材!■国内企業のプラットフォーム利活用事例、300社アンケートなどをもとに、日本の課題と展望を分析!
■国内のプラットフォーム領域図を掲載!
現実世界の情報をデジタルで解析し、リアルな社会空間へフィードバックすることで各種の社会問題を解決するためには、情報学×農学、情報学×防災学というように、複数の学問領域をまたぐようなプラットフォームの新規創出が不可欠である。
GAFAMのような巨大プラットフォーマーだけでなく、これからの時代は、さまざまな規模の多種多様なプラットフォームが、多数展開されていくことが予想される。こうしたプラットフォームを構築するには、現場領域の技術・情報学外の研究・文系学術の知識などをすべて含んだ、新しい学問の体系を修めた人材が広く求められている。
本書は、京都大学のプラットフォーム学卓越大学院プログラムで進められている新しい学問体系「プラットフォーム学」のカリキュラムをベースに、プラットフォームに求められる基盤技術、応用技術を紹介。さらに国内企業のプラットフォーム利活用事例、約300社へのアンケート、同プログラム修了生・履修生の取り組み例をもとに、プラットフォーマー化の課題と展望を解説する。京都大学学長をはじめとする教授陣インタビューや、プラットフォーム領域図も掲載!
目次
第1章 プラットフォーム学とは何か?
1-1 プラットフォームの現状とプラットフォーム学が求められる背景
1-2 プラットフォーム学の課題と対象とする領域
1-3 プラットフォーム学を実現するための学問制度―プラットフォームスタディとは―
1-4 フィロソフィー(理念)を持って技術を「予見」する
1-5 取り組むべき課題
第2章 プラットフォームの要素技術
2-1 プラットフォーム学のはじめての講義
2-2 プラットフォームを構築する基盤(プラットフォーム学講義)
2-3 プラットフォームの応用に役立つ技術(プラットフォーム学講義)
第3章 プラットフォーム利活用の現状
3-1 日本におけるプラットフォームの全体像/領域図
3-2 情報分野におけるプラットフォーム
3-3 農林水産分野におけるプラットフォーム
3-4 ものづくり・医療分野におけるプラットフォーム
3-5 多彩なサービス領域におけるプラットフォーム
連続セミナー登壇企業に聞くプラットフォーム:KDDI、クラスター、ゼットラボ、ヤンマーアグリ、クボタ、東京チェーンソーズ、古野電機、オプティム、日本アイ・ビー・エム、エイアイキューブ、Zene、ウェザーニューズ、JTB、東映
第4章 プラットフォームに求められていること
4-1 300社アンケートから見えてきたプラットフォームの現状
4-2 企業が次世代プラットフォーム普及に感じている課題
ABEJA、楽天、東芝、コニカミノルタ、リコー、サイボウズ、
Mode.inc、紀伊國屋書店、デロイトトーマツ
4-3 履修生とプラットフォーム 将来に向けたアイデアを語り合う
第5章 プラットフォーム学の今後
5-1 プラットフォーム学を学べる卓越大学院
5-2 日本発プラットフォームの可能性
5-3 プログラムコーディネーターから