青薔薇アンティークの小公女2

青薔薇アンティークの小公女2

イラスト: 沙月
726円(税込)
発売日2023年01月14日

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  • ISBN コード : 9784040747071
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 304ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 11.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ローザの前に貴族の青年が現れ……「アルヴィンは伯爵家の後継者だ」

◆◇◆少女を救ってくれた貴公子(アルヴィン)は、貴族の後継者だった◆◇◆

 絶望の淵にいたローザは、美貌の貴公子アルヴィンに救われた。今は聡明な少女として、骨董店で彼を支えている。しかし、アルヴィンがもつ教養や莫大な財産は、彼女にとって謎めいたまま。
 ある日、ローザは貴族の青年をとっさの機転で助ける。家族に対する想いを語り合い、打ち解ける二人だが――。なんと青年はアルヴィンの兄弟だった。彼こそ伯爵家でのアルヴィンの立場を奪った者だという。アルヴィンが貴族だったことに驚くローザだが、"妖精"にまつわる過去からすれ違い続ける兄弟のため心を砕き……?

〜妖精の伝承が薄れた産業革命時代。孤独な少女と美貌の青年が、かけがえのない愛を見つける。これは時代に忘れられた、優しいフェアリーテイル〜

◆◇◆登場人物紹介◆◇◆

主人公・ローザ …… 母が亡くなり天涯孤独になった少女。上流階級の美しい言葉と所作を身につけている。労働階級のなかでは浮いた存在だった。

銀の貴公子・アルヴィン …… 地位と財をもつが、風変わりで謎めいた青年。伝承上の妖精に対して強い関心を寄せる背景には秘めた過去があるようで…?

著訳者プロフィール

●道草 家守:2013年からWEBで小説投稿を開始し、2015年に作家デビュー。
以来、繊細な描写で人気を博す、実力派作家。著作に『帝都コトガミ浪漫譚 勤労乙女と押しかけ従者』(ことのは文庫)ほか、第2回富士見ノベル大賞にて審査員特別賞を受賞した『明治乙女のお勤め妖異譚』を改題・改稿のうえ上梓した「龍に恋う」シリーズなど、著作多数。
●沙月:思わずため息がこぼれるような緻密な美しさと、みずみずしい色使いで人気を誇るイラストレーター。
「平安あかしあやかし陰陽師」シリーズや「平安後宮の薄紅姫」シリーズ、『花咲くキッチン』(いずれもKADOKAWA刊)をはじめ、多数の書籍装丁イラストなどを手掛ける。

目次

◆◇◆contents◆◇◆

序章 アールグレイの届け人

一章 妖精盗みのティーキャディ

二章 黄色の女のボタニカルアート

三章 リャナンシーにさよならを

終章 ポットの妖精(ポットフェアリー)のためにひと匙を
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