- ISBNコード
- 9784044007348
- レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 13.6 mm
- 総ページ数
- 368ページ
なぜ資本主義を終わらせることができないのか?それは構想力の不足が要因だ
なぜ資本主義を終わらせることができないのだろうか?
資本主義なき世界を私たちは“構想”することができるのか!? それが問われている。
歴史上、「資本主義の危機」は何度も言われてきた。
しかし、資本主義は幾度もその危機を乗り越えてきた。
これは、その想像力が私たちの想像力よりも勝ってしまっているからではないか。
資本主義が終わった後の世界を私たちは“構想”することが出来ていないため、資本主義は続いてしまっているのではないか?
いったい、これまでとは違う世界を私たちは見いだせるのか?
社会現象を起こした有名作品(フィクション)を手がかりに構想力を鍛えあげる、白熱の講義録!
大澤社会学の最前線。
有名作品を入り口にして、資本主義社会の“その先”を考える。
第一部 対米従属の縛りを破れるか
取り上げる作品 『シン・ゴジラ』『木村正彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』他
第二部 善悪の枷から自由になれるか
取り上げる作品 『デスノート』『OUT』『薔薇の名前』他
第三部 資本主義の鎖を引きちぎれるか
取り上げる作品 『おそ松さん』『バートルビー』他
第四部 この世界を救済できるか
取り上げる作品 『君の名は。』『この世界の片隅に』『逃げるは恥だが役に立つ』他
※本書は2018年3月に小社より刊行された『サブカルの想像力は資本主義を超えるか』を改題のうえ、文庫化したものです。
資本主義なき世界を私たちは“構想”することができるのか!? それが問われている。
歴史上、「資本主義の危機」は何度も言われてきた。
しかし、資本主義は幾度もその危機を乗り越えてきた。
これは、その想像力が私たちの想像力よりも勝ってしまっているからではないか。
資本主義が終わった後の世界を私たちは“構想”することが出来ていないため、資本主義は続いてしまっているのではないか?
いったい、これまでとは違う世界を私たちは見いだせるのか?
社会現象を起こした有名作品(フィクション)を手がかりに構想力を鍛えあげる、白熱の講義録!
大澤社会学の最前線。
有名作品を入り口にして、資本主義社会の“その先”を考える。
第一部 対米従属の縛りを破れるか
取り上げる作品 『シン・ゴジラ』『木村正彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』他
第二部 善悪の枷から自由になれるか
取り上げる作品 『デスノート』『OUT』『薔薇の名前』他
第三部 資本主義の鎖を引きちぎれるか
取り上げる作品 『おそ松さん』『バートルビー』他
第四部 この世界を救済できるか
取り上げる作品 『君の名は。』『この世界の片隅に』『逃げるは恥だが役に立つ』他
※本書は2018年3月に小社より刊行された『サブカルの想像力は資本主義を超えるか』を改題のうえ、文庫化したものです。
目次
文庫版まえがき
まえがき
第一部 対米従属の縛りを破れるか
第一講
単なる作品の読解はしない/スーパーマンはアメリカンイデオロギーに共感した etc
第二講
アメリカは日本の善意の救済者でなければならない/抑圧したものは、必ず返ってくる etc
第三講
牛島を裏切ったときに、木村は大義を失った/排除された歴史の記憶は、抑圧した記憶よりも重い代償を伴うetc
第二部 善悪の枷から自由になれるか
第一講
善や正義に対する過剰な信仰は、逆に悪へと反転する/オウムは悪こそが最高の善だという転換を示した etc
第二講
カントの「悪の三類型」/第四類型の悪を描いた『OUT』 etc
第三部 資本主義の鎖を引きちぎれるか
第一講
資本主義になると、すべての日が聖日になる/ニートには「ベルーフ」がない etc
第二講
学者の間で有名な『バートルビー』/過去は撤回できるか etc
第三講
不連続が入ると、過去の可能性が見えてくる/「呼びかけを拒否すること」/手紙で締められた二つの話 etc
第四部 この世界を救済できるか
第一講
恋愛の特徴は、無関係から関係への劇的な転換/月九が失敗している理由 etc
第二講
我々の構想力は、現実に完全に負けていた/『君の名は。』では隕石が落ち、『この世界の片隅に』では、原爆が落ちる etc
第三講
『逃げ恥』は恋愛表現の不可能性の好例/国民国家の図式を問題にしない『この世界の片隅に』 etc
第四講
「昭和三十年代」と「一九八〇年代」の違い/親密な世界と普遍的な世界のリンクをつけられるか etc
あとがき
参考文献
まえがき
第一部 対米従属の縛りを破れるか
第一講
単なる作品の読解はしない/スーパーマンはアメリカンイデオロギーに共感した etc
第二講
アメリカは日本の善意の救済者でなければならない/抑圧したものは、必ず返ってくる etc
第三講
牛島を裏切ったときに、木村は大義を失った/排除された歴史の記憶は、抑圧した記憶よりも重い代償を伴うetc
第二部 善悪の枷から自由になれるか
第一講
善や正義に対する過剰な信仰は、逆に悪へと反転する/オウムは悪こそが最高の善だという転換を示した etc
第二講
カントの「悪の三類型」/第四類型の悪を描いた『OUT』 etc
第三部 資本主義の鎖を引きちぎれるか
第一講
資本主義になると、すべての日が聖日になる/ニートには「ベルーフ」がない etc
第二講
学者の間で有名な『バートルビー』/過去は撤回できるか etc
第三講
不連続が入ると、過去の可能性が見えてくる/「呼びかけを拒否すること」/手紙で締められた二つの話 etc
第四部 この世界を救済できるか
第一講
恋愛の特徴は、無関係から関係への劇的な転換/月九が失敗している理由 etc
第二講
我々の構想力は、現実に完全に負けていた/『君の名は。』では隕石が落ち、『この世界の片隅に』では、原爆が落ちる etc
第三講
『逃げ恥』は恋愛表現の不可能性の好例/国民国家の図式を問題にしない『この世界の片隅に』 etc
第四講
「昭和三十年代」と「一九八〇年代」の違い/親密な世界と普遍的な世界のリンクをつけられるか etc
あとがき
参考文献