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少女ダダの日記 ポーランド一少女の戦争体験
少女ダダの日記 ポーランド一少女の戦争体験
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少女ダダの日記 ポーランド一少女の戦争体験

訳: 米川 和夫
発売日
2023年04月10日
在庫わずか
お届け予定日
翌日以降出荷
1,056
ISBNコード
9784040824666
レーベル
角川新書
商品形態
新書
サイズ
新書判
商品寸法(横/縦/束幅)
108 × 173 × 11.0 mm
総ページ数
240ページ
第二次大戦、ナチス侵攻下でつづられたもう一つの「アンネの日記」
友人との遊びに興じ、地下の学校で学ぶ14歳の少女のかたわらを爆撃が襲う。
愛国心を高めながら、時には敵兵にまで人間的な同情を抱き、平和を希求した少女。
世界で翻訳された日記が時を超えてよみがえる。

目次

(目次)
序文(ポーランド作家協会会長 ヤロスワフ・イヴァシュキエヴィチ)
まえがき(米川和夫)

◆1942年 アニンで 
日記をつけだすことに…… 
恐ろしいほどさびしいタベ 
十五夜の月と星 
ユダヤ人をのせた汽車が…… 
幸福って、いったい?
美しいものはすべてはかなく 
このドイツ兵だって人間だもの…… 
ユダヤ人だという、ただそれだけのために
涙はかわいて、どこへ消えてゆく?
ワルシャワがまっかに燃えだした
若者こそ、祖国ポーランドのいしずえ
クリスマス 

◆1943年 ワルシャワで 
戦争の最後の年になりますように 
「狩りこみ」がつづく 
これが戦争のあとの春だったら!
自分のへやの自分の机で 
銃声の中の復活祭 
爆弾の雨、ワルシャワの空に 
日記帳よ、さようなら!

◆1944年 ワルシャワで 
みんなといっしょに勉強が……恐ろしい思い出のかずかず……復讐はぜひとも必要だろうか?
バーシャ、笑って! 笑いなさい!!
べったりと地面に伏せて 
姉のところへ!
ボリシェヴィキがくるだろう…… 
もうだめだと、なんど…… 
ハーニャとの別れ 
いったいそれほどまでにして?武器を手に立つ、その時が!
ポーランドの国旗がひるがえっている!!
市民諸君に栄光あれ!
いつになったらこの花を兵士たちに…… 
最後の血の一滴の流れつくすまで
自由か、死ぬか、どっちかだ!!
祖国のため、ワルシャワのため
抵抗の意志吹きとばされた!
すべて祖国にささげよう 
『ニュメン川のほとり』 
けれどその後は…… 
人は生きるため最後まで戦う 

◆つけたり――ダダのつづった幻想と思い出 
わたしのハーニャ! 
20年後のワルシャワ(幻想) 
わたしたち3人組みの思い出 

解説 池田香代子