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実作俳句入門

990円(税込)
発売日2022年12月22日
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  • ISBN コード : 9784044007409
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 304
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 11.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ひとつ先の俳句へ――中級者向け実作の手引きの決定版!

季語の役割、切字の効用と使い方などの基本から、「気どりのポーズをなくす」「省略は佳句の出発点」「季語を修飾するな」などの実作ポイント、17音に思いをまとめるテクニックや表現法を明快に解説。上達の基礎となる名句鑑賞も収録する。「自分のために、自分の俳句をつくる」それが出発点であり要であることを忘れずに――。俳句入門のバイブル『20週俳句入門』と並ぶロングセラー。もっと俳句が上手くなりたい人のために。

著訳者プロフィール

●藤田 湘子:大正15年(1926)、小田原生まれ。俳句は16歳のときに水原秋桜子に師事。昭和24年に「馬酔木」同人、のち編集長。39年に「鷹」を創刊、主宰。蛇笏賞、俳句研究賞選考委員を務める。評論、エッセイなど著書多数。平成17年4月15日没。

目次

【目次】

 序に代えて
―実作のまえに―
・なんのために俳句をつくるのか
  スタートのまえに/自分のためにつくる/継続こそ力/良い師を選ぶ
・自分の俳句をつくる
  自分のために自分の俳句を/第一期の人は/第二期の人は

―俳句の三つの基本―
  基本をおさえる
・俳句は型である
  俳句の三要素/五・七・五という型/五・七・五は短い/五・七・五はリズムである
 俳句のいのち──季語
  季語を軽く見るな/季語には三つのはたらきがある/季語は使いこなすもの
 切字の効用
  俳句の代名詞「や・かな」/切字を見直す/「や」のさまざま/「や」を使うのをためらうな/「かな」は沈黙の表現である/「けり」は決断の切字である
 むすび──俳句の基本型
  俳句の原型をマスターせよ/原型の変化型

―実践篇1 実作のポイント―
 1 気どりのポーズをなくす/2 陳腐なものは陳腐/3 省略は佳句の出発点/4 今を描写する/5 季語は離して使う/6「だから」ではない/7 季語を修飾するな/8 一句一動詞/9「てにをは」の妙/10 中七の字余りは解消せよ/11 下から読んでも/12「孫」の名句はない/13 テレビ屋になるな/14 風流ぶりをやめよ
実践篇2 作句のテクニック
 1 絞る/2 命令/3 否定/4 疑問・推量/5 擬音/6 繰り返す/7 並列・対称/8 比喩/9「我」を出す/10 身体の部分も/11 字余り/12 色彩/13 数詞/14 地名を詠む/15 人名を詠む/16 慶弔と贈答の句

―佳句を味わう―
  高浜虚子/富安風生/岸田稚魚/松村蒼石/長谷川素逝/野見山朱鳥/山口誓子/永田耕衣/上村占魚/能村登四郎/相馬遷子/中村草田男/草間時彦/飯田龍太/星野立子/橋本多佳子/石田波郷/水原秋桜子/加藤楸邨/久保田万太郎/三橋鷹女/野沢節子/中村汀女/飯田蛇笏/及川貞/原石鼎/山口青邨/日野草城/阿波野青畝/飯島晴子/高野素十/川端茅舎/細見綾子/大野林火/松本たかし/前田普羅/佐野まもる/安住敦/細谷源二/木下夕爾/加倉井秋を/桂信子

 あとがき
 文庫版あとがき(小川軽舟)
 掲載句一覧