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増補カラー版 九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史

1,914円(税込)
発売日2023年07月21日

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  • ISBN コード : 9784044007485
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 400
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 20.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

「死を想え」とささやく、不浄と無常の日本絵画史

腐敗し白骨化してゆく亡骸の変化を、九つの段階で描く九相図。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの不浄の絵画は、無常なる生命への畏れ、諦念、執着を照らし出す。精気みなぎる鎌倉絵巻から、土佐派や狩野派による新展開、漢詩や和歌との融合、絵解きと版本による大衆化、そして河鍋暁斎や現代画家たちによる継承と創造へ――。芸術選奨新人賞・角川財団学芸賞ダブル受賞作に補遺を付し、全作品をカラー掲載する決定版。

著訳者プロフィール

●山本 聡美:1970年、宮崎県生まれ。早稲田大学教授。専門は日本中世絵画史。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。大分県立芸術文化短期大学専任講師、金城学院大学准教授、共立女子大学教授を経て現職。共編著に『国宝 六道絵』(中央公論美術出版、2007年)、『九相図資料集成 死体の美術と文学』(岩田書院、2009年)。『九相図をよむ』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、角川財団学芸賞を受賞。

目次

 序 九相図の一五〇〇年
第一章 九相図とは何か
第二章 九相図の源流──西域・中国から古代日本まで
第三章 中世文学と死体
第四章 「九相図巻」をよむ──中世九相図の傑作(一)
第五章 国宝「六道絵」の「人道不浄相図」をよむ──中世九相図の傑作(二)
第六章 「九相詩絵巻」をよむ──漢詩・和歌と九相図の融合
第七章 江戸の出開帳と九相図
第八章 現代によみがえる九相図
 おわりに

補遺 朽ちてゆく死体の図像誌──戦の時代の九相図
 文庫版あとがき
 図版協力
 参考文献一覧