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以下特集リードより抜粋
人間の集合意識というものもAIと同様に今急速に進化しつつあって、痛みを伴いながらも、一つ高い次元に達しつつあるのではないか? SDGsの理念の浸透と時を同じくして生まれたキャンセルカルチャーの猛威が吹き荒れ、あらゆる意味で華やぎを欠いた2023年の年末に、希望的すぎるという誹りを受けるのを承知でそう書くのは、『夜明けのすべて』を観たからだ。
『夜明けのすべて』は単にウエルメイドな珠玉のヒューマンドラマというだけではない。大上段に構えて言うと『夜明けのすべて』は競争社会から共創社会への意識の切り替えを観た人に促す、後世の映画研究家が「日本映画の転換点」と位置付ける傑作だ。
そして作品をそこまで引き上げたのは、共にメンタルを病み生きづらさを抱えた二人の主人公を演じる上白石萌音と松村北斗の静かな名演。特に藤沢さんが山添くんの長く伸びた髪をざっくりと切るシーンは、このシーンのために半年間髪を伸ばした松村北斗とその意気に応える上白石萌音の役者としての胆力の強さを堪能できて、シーンとしてはとてもほっこりしてるのに将棋の名人戦のような緊張感も堪能できる。
以下見出しより
(クランクアップ日の心境について)
上白石「クランクアップの日はすごく清々しい気持ちになりました。宝物をいただいたなというありがたさを感じました。本当に夜が明けた! みたいな、素敵なクランクアップだったなと思います」
松村「僕、部活をやったことはないですけど、部活が全部終わっちゃうときって、きっとこんな感じかも、と思いました。ずっと練習と練習試合と試合を毎日繰り返している感じだったので、ちょっと青春的な切なさがありました。同時に、晴れ晴れしい気持ちにもなりました。学校を卒業した感覚にも近いような」
渡辺翔太『先生さようなら』12P
メガネをかけた田邑先生仕様とノンメガネの田邑拓郎くんの両方のイメージで撮り下ろし。第1話の田邑先生と教室での田邑拓郎くんの場面写真も大判で登場!
以下見出しより
「僕が高校生のときは同じクラスに舘様がいたり指原莉乃さんがいたりする、すごくきらびやかなクラスだったんですけど、僕はクラスの中ではあんまり人気はなかったですね。舘様の方がモテていたと思います(笑)。当時から芸能活動もしていたので、高校の先生たちも学業も大事だけど今やっている芸能活動も花開くように頑張れと応援してくれる先生が多かったです。なので今回先生を演じることは、当時の先生たちもきっと喜んでくれるんじゃないかと思います」