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先住民から見た世界史 コロンブスの「新大陸発見」

発売日
2023年05月23日
在庫有り
お届け予定日
翌日以降出荷
1,276
ISBNコード
9784044007577
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 12.0 mm
総ページ数
320ページ
殺戮、奴隷化、疫病による大量死――先住民の悲劇とグローバル化のはじまり
コロンブスが15世紀に持ち帰った中南米原産のトウモロコシや、その後に伝わったジャガイモは、ヨーロッパの人口増加に大きく貢献した。他方、アメリカ大陸へ持ち込まれた疫病は、先住民の急激な人口減少を引き起こす。世界の食卓を豊かにした作物の伝播は、のちに「コロンブスの交換」と呼ばれるが、先住民にとっては略奪や侵略に他ならなかった。南米アンデスをフィールドに農学と人類学を研究する著者が描く、もう一つの世界史。

(本書は、『コロンブスの不平等交換 作物・奴隷・疫病の世界史』(角川選書、2017年刊)を、再構成・加筆・改題のうえ、文庫化したものです。)

目次

まえがき 

第一部 ヨーロッパに与えたもの 
 第一章 トウモロコシ――コロンブスが持ち帰った穀類 
 第二章 トウガラシ――世界各地の食文化をになう 
 第三章 ジャガイモ――ヨーロッパの飢えを救う 
 コラム1 コロンブスより前に海を渡った栽培植物 
 
第二部 先住民にもたらされた災厄 
 第四章 サトウキビ――砂糖の生産と奴隷 
 第五章 馬と牛――生活を破壊したヨーロッパの家畜 
 第六章 天然痘――先住民の凄惨な悲劇 
 コラム2 ラテンアメリカ音楽の誕生 

終 章 コロンブスの功罪 

あとがき 

初出

参考文献