天鬼越 蓮丈那智フィールドファイルV

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天鬼越 蓮丈那智フィールドファイルV

1,034円(税込)
発売日2024年10月25日
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  • ISBN コード : 9784041140826
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 384ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 14.2 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

歴史民俗学ミステリー、堂々たる終幕。

民俗学者・蓮丈那智と助手の内藤三國は差出人不明のメールを受け取った。「鬼無里がなくなる……」と。2人は、かつて訪れた小村に思いを馳せる。5年前、鬼の面をつけ、家々を練り歩く神事の最中に起きた殺人事件。メールに誘われるようにふたたび向かった村では、ある女性が待ち受けていた(「鬼無里」)。美しい海に面する、宮崎県の小さな村。古来の儀礼にのっとった荘厳な祭祀の最中、隔離された小舟で起きた殺人事件の驚くべき真相とは(「補堕落」)。テレビ出演したばかりの那智の研究室に届いた1通の手紙。どうやらテレビを見て連絡をしてきたらしい。それは、在野の民俗学研究者からの「天鬼年代記」についての調査依頼だった――北森鴻氏がテレビドラマ第2弾用に書き下ろし、お蔵入りとなっていたプロットを基に書かれた表題作など6篇。

著訳者プロフィール

●北森 鴻:1961年、山口県生まれ。フリーランスのライタ ーとして活動する傍ら、1995年に『狂乱廿四孝』で鮎川哲也賞を受賞してデビュー。1999年には短編連作『花の下にて春死なむ』で日本推理作家協会賞を受賞。『凶笑面』『孔雀狂想曲』『狐闇』『触身仏』『螢坂』『瑠璃の契り』『写楽・考』『暁の密使』『香菜里屋を知っていますか』『虚栄の肖像』『うさぎ幻化行』『暁英 贋説・鹿鳴館』などの著書がある。2010年没。
●浅野 里沙子:東京都生まれ。2009年、『六道捌きの龍 闇の仕置人 無頼控』でデビュー。他に『捌きの夜』『暗鬼の刃』『埋み火』『花篝 御探し物請負屋』『涅槃の月 おんな隠密闇裁き』がある。ミステリ作家・北森鴻氏とは公私におけるパートナーであった。

目次

目次

鬼無里 
奇偶論 
祀人形 
補堕落 
天鬼越 
偽蜃絵 

あとがき 
角川文庫版あとがき
主な参考文献 

解説 千街晶之
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