- ISBNコード
- 9784041150153
- レーベル
- 角川文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 12.0 mm
- 総ページ数
- 320ページ
恋も仕事もうまくいかなくても――私が私と向き合う場所がここにある。
夜から次の日の朝まで開いているビストロ「キッチン常夜灯」。同期の南雲みもざに連れられて、34歳のつぐみは初めて店に足を踏み入れて以来、「今日は常夜灯に行く」ことを、仕事のモチベーションにしている。つぐみは、みもざが店長を務めるチェーン系レストランを経営する株式会社オオイヌ・本社営業部に所属している。「女性活躍」の目標のもと、女性が店長になった代わりに、ベテランの男性社員が本社勤務になった。そんな彼らに気を遣いながら、日々仕事に忙殺されているが、直接お客さんと接するわけではなく、やりがいを見出すことが難しい。結婚を意識する彼氏とも、最近ぎくしゃくしはじめている。仕事で疲弊する分、オフを充実させようとするものの、充実が何なのかが自分でもよく分からず、毎日不満とストレスだけが蓄積されていく。そんなある日、秋のデザートメニュー開発を頼まれてしまい……。
目次
プロローグ
第一話 寂しい夜の肉料理 子羊のロースト
第二話 仲直りのピサラディエール
第三話 真夜中のクロックムッシュ
第四話 秋の夜長の煮込み料理
第五話 特別な夜に 仔牛のブランケット
エピローグ
第一話 寂しい夜の肉料理 子羊のロースト
第二話 仲直りのピサラディエール
第三話 真夜中のクロックムッシュ
第四話 秋の夜長の煮込み料理
第五話 特別な夜に 仔牛のブランケット
エピローグ