横溝碧の倫理なき遊戯の壊し方

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横溝碧の倫理なき遊戯の壊し方

著者: 枢木 縁
イラスト: こゆびた べる
748円(税込)
発売日2024年09月25日
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  • ISBN コード : 9784046840073
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 296ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 14.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

要するに。デスゲームなんて始まる前に解決しちまえばいいんだよ。

「──俺の名前はジェノサイド江戸川。探偵さ」

……名前が意味不明だって? 同感だ。俺にも訳が分からない。

SNSで活動する名探偵の俺、本名・横溝碧は妹に生活費を使い込まれて困窮。
仕方なく大企業主催の脱出ゲームで賞金を稼ぐことにした。
ところがそれは、社会の裏で開催されているデスゲームだった訳だ。
そして命と大金を賭けた殺し合いが幕を開け――る予定だったらしいが、
俺が参加しているのが運営の運の尽きだ。
全ての殺し合いを秒で終わらせ、俺はデスゲーム司会の少女、姫野心音を手錠で俺と繋いで人質に取る。
さらにルールの穴を突いて、全てのプレイヤーが生存してのゲームクリアを目指したんだ。
だが、そんなやりたい放題をしていたら、デスゲーム主宰の黒幕に目を付けられてだな。
徐々に運営は、手段を選ばず問答無用で俺を殺そうとしてきやがった。
まぁ俺を殺そうなんざ、やれるものならやってみてほしい。

デスゲームという事件で、名探偵が負ける訳ないだろ?
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