【デート・ア・ライブ】浮世絵木版画『狂桜美人図時崎狂三』 | カドスト

「ふふふ、こちらにいらっしゃいませんこと…？」

一次受注分：限定100枚　2020年2月お届け予定
二次受注分：限定100枚　2020年3月お届け予定

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職人が手作業で一つずつ制作する関係上、一度にお届けできる数に限りがございます。
その為、一次受注分、二次受注分と販売枚数を分けさせていただきます。
一次受注分、二次受注分でお届け日が違います。また、生産状況等により変更になる場合がありますので、ご了承ください。
一次受注分を締め切った後に二次受注の受付を開始いたします。
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光と影の境目が曖昧になる黄昏時。
幽玄な風景の中にふと姿を表したのは時崎狂三。
艶やかな着物に身を包んだ姿に魅了されます。

本作のモチーフとなったのは、「東洋のレンブラント」と名高い、葛飾北斎の娘、応為（おうい）の「夜桜美人図」。光と闇の表現がとても美しいこの作品は、狂三の妖艶な様を表すために、これ以上ないほど適したモチーフです。

狂三は「20版」の工程を経て表現。

『狂桜美人図時崎狂三』では、70回も摺り重ねて、ようやく１枚の木版浮世絵が完成します。しかも、その工程のすべてが手作業。400年前の技術を伝え継ぐ名匠の手から、どのように『狂桜美人図時崎狂三』が生み出されていくのか。ご紹介します。
まず、絵師によって描かれた絵が彫師に委ねられ、その色数により、何版かの版木（はんぎ）に彫り起こされます。
今回は合計20枚もの版木がつくられました。

この版木は、版を重ねる度に大きな話題を呼んだ『冨嶽異世界少女百景恋夢』も手がけた女性彫師・菅香世子氏が手掛けたもの。
版木上に狂三をやわらかく繊細に彫り出していきます。
版木には、山桜の木が使われています。
材質が硬く、きめ細かで、伸び縮みも少ないため、狂三のしっとりとした髪の質感、細やかな輪郭や表情を描くには欠かせません。

版木の完成後は、摺師へ渡り、何日もかけて摺り上げられていきます。狂三らしさ・美しさを表現するために、摺師は何度も何度も版を使い分け、摺り重ねていきます。今作で使い分けた版木の数はなんと20版、摺り重ねた数は70回。狂三に命を吹き込む、この入魂の摺りを手掛けたのが、岡田拓也氏。文化庁の無形文化財選定保存技術協会に所属する摺師のひとりです。和紙は越前和紙の最高級品、「越前生漉奉書紙」を使用。耐久性を持ち、他の和紙では表現できない、あざやかな発色と温かみのある風合いを可能にしています。

江戸木版画彫師 -菅香世子

高校卒業後、東京都荒川区の匠育成支援事業の職人見習いに応募、江戸木版画の彫師として7年間の修行を経て独立。現在、数少ない経産省認定の女性伝統工芸士として卓越した技で浮世絵木版画の文化継承に貢献している。
2003（平成15）年　江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演
2005（平成17）年日本橋三越「名所江戸百景完成記念展」にて実演
2008（平成20）年　江戸東京博物館「北斎漫画展」にて実演浮世絵木版画彫摺技術保存協会会員　東京伝統木版画工芸協同組合員

江戸木版画摺師 - 岡田拓也

1983年　茨城県に生まれる。高校卒業後、京都伝統工芸大学校(現名称) にて、仏像彫刻を学び、卒業後、渡邊木版にて摺師の修行を積む。2012年に独立。約8年のキャリアを持ち、摺師として高い技巧を有している。渡邊木版は川瀬巴水に代表される新版画の版元であり、新版画において用いられる多くのぼかし、かすれの技法を習得している。伝統技法に加え、新しい技法にも積極的に取り組む新世代の摺師である。文化庁の無形文化財選定保存技術に認定されている職人。東京伝統木版画工芸協同組合員

※本画像はイメージです。実際の商品とは異なりますのでご注意下さい。

商品内容：木版画1枚、専用額付き、証明書、解説書付き
絵寸：W約200mm × H約454mm
サイズ（額）：W約280mm×H約620mm×D約35mm
素材（本体）：和紙
素材（額）：木材・裏版・木製合板
マット：紙製
和紙：人間国宝　岩野市兵衛　越前生漉奉書
彫師：菅　香世子
摺師：岡田　拓也
製造元：株式会社　版三