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四国遍路とはなにか
9784047034549
四国遍路とはなにか
著者:
頼富 本宏
1,540
円(税込)
発売日
2009年11月10日
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ISBN コード : 9784047034549
サイズ :四六判 総ページ数: 288
商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 19.0 mm
※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
お遍路に出れば弘法大師に出会える――。札所巡りに込められた歴史を辿る。
私たちはなぜ四国遍路に惹かれるのか? 八十八か所の札所巡りに込められた意味、基底を流れる弘法大師信仰など、弘法大師追慕の場所から、病気平癒・癒しの札所へと変貌した遍路の歴史が丸ごとわかる入門書。
〈目次〉
第一章 二十世紀末に整えられた四国遍路システム
1 四国遍路を形作る要素
2 教の四国遍路の動静
3 遍路者の立場
4 四国遍路の目的と動機
第二章 四国遍路の起源を探る
1 「遍路修行」という語
2 四国遍路のルートの形成
3 補陀落信仰と補陀落渡海
第三章 熊野信仰ネットワークと四国霊場
1 熊野からの修験者の流入
2 熊野信仰の痕跡を残す札所
第四章 四国八十八か所の成立前夜
1 一遍上人と四国遍路
2 空海から「弘法大師」へ
3 衛門三郎伝説の登場
4 落書から見た中世の札所
第五章 四国八十八か所の確立
1 江戸初期の四国遍路システム化
2 四国遍路の原型の完成
第六章 充実的に発展する札所霊場
1 大師堂の建立
2 遍路絵図の登場
3 四国遍路に広がる神仏習合
4 東国からの四国巡礼
5 地方に根付く代替の遍路「神四国」
6 四国遍路を後押しした教義
第七章 近世から近代にかけての四国遍路の光と影
1 地元住民による接待の登場
2 接待講という集団
3 疎外された「暗い遍路」
4 社会習慣としての集団遍路のシステム化
5 再生した四国遍路を支えた人びと
第八章 四国遍路の現在、そして未来
1 遍路文化を支える組織と運動
2 初めての巡拝バスツアー
3 近現代に出版された遍路関係の書籍
4 最近の遍路研究・資料展観の傾向
あとがき
四国八十八か所地図
著訳者プロフィール
●頼富 本宏:1945年香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。現在、種智院大学学長。実相寺(神戸市)住職。著書『密教とマンダラ』(日本放送出版協会)、『マンダラの仏たち』(東京美術)、『あなたの密教―明日を生きる手立て』(法蔵館)等多数。
#角川学芸出版
#一般書
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#選書
#頼富 本宏
お遍路に出れば弘法大師に出会える――。札所巡りに込められた歴史を辿る。
私たちはなぜ四国遍路に惹かれるのか? 八十八か所の札所巡りに込められた意味、基底を流れる弘法大師信仰など、弘法大師追慕の場所から、病気平癒・癒しの札所へと変貌した遍路の歴史が丸ごとわかる入門書。〈目次〉
第一章 二十世紀末に整えられた四国遍路システム
1 四国遍路を形作る要素
2 教の四国遍路の動静
3 遍路者の立場
4 四国遍路の目的と動機
第二章 四国遍路の起源を探る
1 「遍路修行」という語
2 四国遍路のルートの形成
3 補陀落信仰と補陀落渡海
第三章 熊野信仰ネットワークと四国霊場
1 熊野からの修験者の流入
2 熊野信仰の痕跡を残す札所
第四章 四国八十八か所の成立前夜
1 一遍上人と四国遍路
2 空海から「弘法大師」へ
3 衛門三郎伝説の登場
4 落書から見た中世の札所
第五章 四国八十八か所の確立
1 江戸初期の四国遍路システム化
2 四国遍路の原型の完成
第六章 充実的に発展する札所霊場
1 大師堂の建立
2 遍路絵図の登場
3 四国遍路に広がる神仏習合
4 東国からの四国巡礼
5 地方に根付く代替の遍路「神四国」
6 四国遍路を後押しした教義
第七章 近世から近代にかけての四国遍路の光と影
1 地元住民による接待の登場
2 接待講という集団
3 疎外された「暗い遍路」
4 社会習慣としての集団遍路のシステム化
5 再生した四国遍路を支えた人びと
第八章 四国遍路の現在、そして未来
1 遍路文化を支える組織と運動
2 初めての巡拝バスツアー
3 近現代に出版された遍路関係の書籍
4 最近の遍路研究・資料展観の傾向
あとがき
四国八十八か所地図
著訳者プロフィール