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『天地明察』『光圀伝』の異才が放つ、歴史小説第三弾!
わたし清少納言は28歳にして、帝の后である中宮定子様に仕えることになった。華やかな内裏の雰囲気に馴染めずにいたが、17歳の定子様に漢詩の才能を認められ、知識を披露する楽しさに目覚めていく。貴族たちとの歌のやり取りなどが評判となり、清少納言の宮中での存在感は増していく。そんな中、中宮定子様の父である関白・藤原道隆が死去する。それにともない、叔父である道長が宮中で台頭していく。やがて道長と中宮定子の一族との政争に清少納言も巻き込まれていき……。異才・冲方丁が千年の時を超えて描き上げた、平安王朝絵巻!