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自宅と職場をカフェにした、ネスレの4年連右肩上がり秘密
なぜ、ここまで日本人の魅了するのか?「カフェ・イン・ショップ」2年半年で、2000店舗に
「ネスレシアター」1年半で2000万人が視聴
「ネスカフェ アンバサダー」2年半で18万人に
「キットカット ショコラトリー」1年半で6店舗20億円
ネスレ(本拠地スイス)は、世界最大の食品メーカー。
ネスレが事業を展開する世界197カ国のうち、最も続伸した国は「ネスレ日本」。それは「ジャパン・ミラクル」とも呼ばれている。
受験生のお守りとして一世風靡を浴びた「きっと勝つ」という語呂合わせをした「キットカット」の仕掛け人は、現在のCEO高岡浩三氏。トップ就任後から4年連続で右肩上がり。
「人口減少」「少子化」「物が売れない」と嘆く日本の企業に、どうすれば消費者の心をつかめるのか。まさにネスレの稼ぐ仕組みを大公開する。
著訳者プロフィール
1983年神戸大学経営学部卒業後、ネスレ日本(株)入社(営業本部東京支店)。各種ブランドマネジャー等を経て、ネスレコンフェクショナリー(株)マーケティング本部長として「キットカット」受験キャンペーンを成功させる。2005年ネスレコンフェクショナリー(株)社長に就任、2010年ネスレ日本(株)副社長飲料事業本部長として新しいネスカフェモデル「アンバサダー」を提案・構築。同年11月現職に就任。4年連続で右肩上がりの利益率を確保。2014年日本マーケティング大賞受賞。
目次
・おひとりさまに何ができるかを考える
・顧客の「自己実現」がこれからの主流
・無料のコーヒーマシンがオフィスに浸透した理由 ほか
第2章 稼ぐために、本質を見極める仕組み
・「なぜ」を突き詰めると、イノベーションが生まれる
・同じ人に2度、買ってもらう方法
・店舗改装費は、顧客が問題解決する手段 ほか
第3章 稼ぐための、イノベーティブな人を育てる仕組み
・「変わり者」の能力をつぶさない
・企画し、実行したアイデアに賞金100万円
・「考える社員」が増える制度 ほか
第4章 稼ぐための、常識を打ち破る仕組み
・缶コーヒーから撤退
・200人の営業パーソンを減らした理由
・営業パーソンの滞在時間をコストで把握 ほか
第5章 稼ぐために、パートナーと顧客の問題を解決する仕組み
・1位のポッキーと大差の2位。理由はどこにあるかを考える
・ひとつのチョコレートがふたつの役割を果たす
・メッセージがニュースの浸透力を深める ほか