犯罪「事前」捜査 知られざる米国警察当局の技術

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犯罪「事前」捜査 知られざる米国警察当局の技術

880円(税込)
発売日2017年08月10日
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  • ISBN コード : 9784040821474
  • サイズ : 新書判 総ページ数: 248ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 108 × 173 × 10.9 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

世界の捜査の趨勢は事後から「事前」へ――

世界の法執行機関の捜査の最前線で大きな変化が起きている。

事後対応から事前対処への変化だ。事前対処は事前捜査と言ってよいだろう。これには大きくふたつの理由がある。ひとつはテロだ。テロは近年になって規模も数も拡大し、サイバー化かつ国際化してきており、これまでと同じ対応では難しくなってきている。

そして、インターネットの普及がもうひとつの理由だ。テロリストや犯罪者を含めた多くの人々が通信でやりとりをするようになった。地理的制約や物理的制約が減り、テロや犯罪へのハードルが下がったが、防御方法も同時に進歩した。傍受し、位置を特定することができるようになった。

かくして捜査当局は、予防のための体制を整えることになった。もちろん、そこにはプライバシー侵害や冤罪などさまざまな問題がある。 (「はじめに」より抜粋)

はじめに
第一章 ボルチモアの暴動で明らかになった最新捜査技法
第二章 携帯電話の基地局になりすます「モバイル監視」の捜査とは
第三章 最強の盗聴組織とやられっぱなしのSNS
第四章 ダークウェブの児童虐待サイトに捜査のメスを入れることは可能か?
第五章 犯罪やテロを防ぐ事前捜査社会
あとがき

<この流れは止められない。間違いなく、まもなく日本でも同じ状況が展開されることになるだろう。日本の近い未来を今、FBIが可視化している>

著訳者プロフィール

●一田和樹:コンサルタント会社社長、プロバイダ役員などを歴任後、サイバーセキュリティ情報サービスを始める。2006年に退任。10年『檻の中の少女』(原書房)で第3回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。著作に『原発サイバートラップ リアンクール・ランデブー』(原書房)、『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』『女子高生ハッカー鈴木沙穂梨と0.02ミリの冒険』(共に集英社文庫)、『サイバー戦争の犬たち』(祥伝社文庫)など。
●江添 佳代子:インターネット広告、出版に携わったのちフリーライター、翻訳家として活動を始める。英国のITメディア「The Register」のセキュリティニュースの翻訳を約800本担当。現在は主にウェブメディアでサイバーセキュリティ関連の記事を執筆。共著に『闇ウェブ』(文春新書)がある。
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