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与論島の山さん 薬草に捧げた人生と幸せな終末へのメッセージ
9784041064771
与論島の山さん 薬草に捧げた人生と幸せな終末へのメッセージ
著者:
山 悦子
1,650
円(税込)
発売日
2019年10月26日
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ISBN コード : 9784041064771
サイズ :四六判 総ページ数: 168
商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 14.0 mm
※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
多くの人々を癒す薬草研究家・山さんが遺したい、健康と与論の文化、死生観
鹿児島県と沖縄県の間に連なる八島からなる奄美群島。
その最南端の小さな島・与論で生まれ育った山 悦子さん。
30歳のときに脳腫瘍が見つかり余命宣告を受け、
医師からは手術を勧められたものの、金銭的な理由などから辞退。
そこで山さんは、小さいころから母親に教わってきた島に伝わる薬草の伝承を信じ、
食事療法の一環としてそれを取り入れた結果、2年で完治しました。
薬草や島の自然に深く感謝する山さんは、
「人々の健康のために」「与論を知ってもらうために」という信念のもとに
以来45年にわたり、島にある100種類以上の薬草の研究を続けてきました。
その活動が口コミで島内外に伝わり、原因不明の病に苦しむ人、
心の不調や悩みを抱える人、研究者など、
多いときには年間300人もが山さんを訪れるようになります。
山さんは真心を込めて人々を癒し、薬草の知識を伝えてきました。
しかし、「わたしだけが特別ではない」と山さんは言います。
そもそも与論の多くの人は、「自分よりも島のため」という気持ちが強いということ。
それは、自分や島の今があるのは先祖のおかげで、
その先祖を敬い感謝する気持ちが島民の根底にあるからだと。
土葬や洗骨、自宅で最期を迎えることなど、
実際に与論に伝わる文化には先祖とのつながりが意識されるものが多く、
それは同時に、与論独特の死生観にも大きな影響を与えています。
どのように生きて、どのような最期を迎えるか。
山さんが伝えたい健康のこと、与論の美徳の先には、
皆さんの明日からの生活や生き方をちょっと立ち止まって考えてみる、
そんなキッカケがあるはずです。
著訳者プロフィール
●山 悦子:鹿児島県最南端の島・与論で生まれる。
30歳のときに脳腫瘍が見つかり余命宣告を受ける。金銭的な理由などで手術を諦めるが、小さいころから母親に教わってきた薬草の伝承を信じて食事療法の一環として取り入れ、2年で寛解する。
以来45年にわたり、島にある100種類以上の薬草の研究を続け、「人々の健康と島のために」という強い思いから、心身の健康相談や薬草の啓蒙活動を行っている。
目次
第1部 薬草とわたしの生き方
第1章 脳腫瘍と感謝する日々
感謝で始まる朝/30歳で脳腫瘍に/野菜の代わりに薬草を摂ろう/すべてに感謝する
第2章 薬草に託す思い
「薬草名人になりたい!」/母の肺気腫/島外の生活と学び/島に帰って島のことをしなさい/薬草の力で、わたしは自分の病が治ったと信じている/医療現場での経験
第3章 自分ではなく、誰かのために
65歳で『与論島薬草一覧』完成/薬草の力は信じているが絶対ではない/わたしの健康相談1 心の問題/わたしの健康相談2 体の問題/健康の源は、皆さん自身の中にある/
なぜ、健康であってほしいのか
山さんの薬草レシピ
第2部 わたしが遺したい与論島
第4章 トートゥガナシ―受け継がれる美徳
わたしは特別ではない/トートゥガナシ/山 一郎さんに学んだ信念を貫くこと/有村治峯さんに学んだ無私の心/命の恩人・平 静枝さんと島民の誇り
第5章 先祖崇拝―「与論のたましい」
島の根底にある感謝/先祖崇拝/ふたつの名前/土葬と洗骨
第6章 死があるから、生がある
自宅で最期を迎えること/わたしの死/いちばん大切なもの/尊敬するタビンチュ・小板橋社長/足るを知る
巻末特別インタビュー
古川誠二さんに聞く「与論島の死生観」
菊 秀史さんに聞く「与論島の文化」
#角川書店
#一般書
#単行本
#単行本1(5000円未満)
#生活・文化・実用
#実用書
#130:角川書店単行本
#山 悦子
多くの人々を癒す薬草研究家・山さんが遺したい、健康と与論の文化、死生観
鹿児島県と沖縄県の間に連なる八島からなる奄美群島。その最南端の小さな島・与論で生まれ育った山 悦子さん。
30歳のときに脳腫瘍が見つかり余命宣告を受け、
医師からは手術を勧められたものの、金銭的な理由などから辞退。
そこで山さんは、小さいころから母親に教わってきた島に伝わる薬草の伝承を信じ、
食事療法の一環としてそれを取り入れた結果、2年で完治しました。
薬草や島の自然に深く感謝する山さんは、
「人々の健康のために」「与論を知ってもらうために」という信念のもとに
以来45年にわたり、島にある100種類以上の薬草の研究を続けてきました。
その活動が口コミで島内外に伝わり、原因不明の病に苦しむ人、
心の不調や悩みを抱える人、研究者など、
多いときには年間300人もが山さんを訪れるようになります。
山さんは真心を込めて人々を癒し、薬草の知識を伝えてきました。
しかし、「わたしだけが特別ではない」と山さんは言います。
そもそも与論の多くの人は、「自分よりも島のため」という気持ちが強いということ。
それは、自分や島の今があるのは先祖のおかげで、
その先祖を敬い感謝する気持ちが島民の根底にあるからだと。
土葬や洗骨、自宅で最期を迎えることなど、
実際に与論に伝わる文化には先祖とのつながりが意識されるものが多く、
それは同時に、与論独特の死生観にも大きな影響を与えています。
どのように生きて、どのような最期を迎えるか。
山さんが伝えたい健康のこと、与論の美徳の先には、
皆さんの明日からの生活や生き方をちょっと立ち止まって考えてみる、
そんなキッカケがあるはずです。
著訳者プロフィール
30歳のときに脳腫瘍が見つかり余命宣告を受ける。金銭的な理由などで手術を諦めるが、小さいころから母親に教わってきた薬草の伝承を信じて食事療法の一環として取り入れ、2年で寛解する。
以来45年にわたり、島にある100種類以上の薬草の研究を続け、「人々の健康と島のために」という強い思いから、心身の健康相談や薬草の啓蒙活動を行っている。
目次
第1章 脳腫瘍と感謝する日々
感謝で始まる朝/30歳で脳腫瘍に/野菜の代わりに薬草を摂ろう/すべてに感謝する
第2章 薬草に託す思い
「薬草名人になりたい!」/母の肺気腫/島外の生活と学び/島に帰って島のことをしなさい/薬草の力で、わたしは自分の病が治ったと信じている/医療現場での経験
第3章 自分ではなく、誰かのために
65歳で『与論島薬草一覧』完成/薬草の力は信じているが絶対ではない/わたしの健康相談1 心の問題/わたしの健康相談2 体の問題/健康の源は、皆さん自身の中にある/
なぜ、健康であってほしいのか
山さんの薬草レシピ
第2部 わたしが遺したい与論島
第4章 トートゥガナシ―受け継がれる美徳
わたしは特別ではない/トートゥガナシ/山 一郎さんに学んだ信念を貫くこと/有村治峯さんに学んだ無私の心/命の恩人・平 静枝さんと島民の誇り
第5章 先祖崇拝―「与論のたましい」
島の根底にある感謝/先祖崇拝/ふたつの名前/土葬と洗骨
第6章 死があるから、生がある
自宅で最期を迎えること/わたしの死/いちばん大切なもの/尊敬するタビンチュ・小板橋社長/足るを知る
巻末特別インタビュー
古川誠二さんに聞く「与論島の死生観」
菊 秀史さんに聞く「与論島の文化」