ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで
何作品読んだことがありますか? 本当は面白いノーベル文学賞!
定価:
1,760円(税込み)
発売日:2018年06月22日
- ISBN コード : 9784047036420
- サイズ : 四六判 総ページ数: 272ページ
- 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 190 × 14.5 mm
- ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●橋本 陽介:1982年埼玉県生まれ。慶應義塾志木高等学校卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程単位取得。博士(文学)。専門は、中国語を中心とした文体論、テクスト言語学。現在、お茶の水女子大学基幹研究院助教。
〈目次〉
はじめに
ノーベル文学賞を読むということ
一九八〇年代
一章 めくるめく勘違い小説『眩暈』【エリアス・カネッティ】
二章 ラテンアメリカと魔術的リアリズム【ガブリエル・ガルシア=マルケス】
三章 アラビア語圏のリアリズム【ナギーブ・マフフーズ】
一九九〇年代
四章 「黒人」「女性」作家【ト二・モリスン】
五章 「情けないオレ語り」と日本文学【大江健三郎】
二〇〇〇年代
六章 中国語としての表現の追求【高行健】
七章 ワールドワイドで胡散臭い語り【V・S・ナイポール】
八章 「他者」と暴力の寓話【クッツェー】
九章 非非西洋としてのトルコ【オルハン・パムク】
十章 共産主義体制下の静かな絶叫【ヘルタ・ミュラー】
二〇一〇年代
十一章 ペルー、あるいは梁山泊【マリオ・バルガス=リョサ】
十二章 中国版「魔術的リアリズム」【莫言】
十三章 信頼できない語り手【カズオ・イシグロ】
終わりに
ノーベル文学賞受賞者出身地分布
索引