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昭和の終わりを疾走したあの「一世風靡セピア」と熱き男たちの記録!
昭和の終わりを熱く力強く駆け抜け、当時の若者を魅了したパフォーマンスグループ「一世風靡セピア」。そのメンバーで、今では演劇やテレビドラマで名バイプレイヤーとして活躍する春海四方が初めての書き下ろし。
一世風靡セピアのメンバーでありながら、高倉健も住んだアパート「都荘」の管理人という顔も持ち、内風呂がなかったことから歌番組出演後には銭湯に駆け込んで帰る日々。グループの、ときに激しくぶつかり合いながら、しかし次々と大きなステージへ活躍の場を移していく二重生活の日々と、彼が苦楽を共にした若者たちの生き様を思い入れたっぷりに描く。
母体である劇男一世風靡に入団した時のしびれるような感情、渋谷のストリートからやがて、ロンドンやNYのアポロシアター出演へとスターの階段を駆け上がっていく過程などを、当時の写真とともに紹介。
巻末には同じく一世風靡セピアのメンバーだった小木茂光、松村冬風との特別鼎談も収録。平成の終わりにこそふさわしい、昭和の終わりの型破りな者たちの記録です。
著訳者プロフィール