ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる

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ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる

1,760円(税込)
発売日2019年09月27日
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  • ISBN コード : 9784046044242
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 280ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 18.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

気鋭の脳科学者とマーケティング学者が「悪のマーケティング」を斬る!

既存のマーケティングのフレームでは語られることなく説明の難しい現象が、私たちの身近で日々、起きている。
ネット上の「釣り広告」「ステマ」、リアル世界での「ホストクラブ狂い」「後妻ビジネス」、一向になくならない「振り込め詐欺」……。

こうした現象がなぜ起きるのか? 言い換えれば、「なぜ脳がハマってしまうのか」。
「悪を知らずして悪を止めることはできない」を合言葉に、2人のプロフェッショナルが「ブラックマーケティング」の解剖と対策に挑む!

悪徳商法や犯罪スレスレの商法以外にも、人々を熱狂させた「AKB商法」等のビジネスモデルまで幅広く扱うことで、ヒトの脳のだまされやすさを痛感し、自分の消費行動を振り返る!

・焦りにつけ込む「残り2点、お早めに」の効果
・タイムセール…人は「できるのにやらなかった」ことを後悔する
・衝動買いと「考える買い物」では、脳の機能部位が違う
・出会い系アプリ、「だまされるほうが悪い」と言い切れない理由
・ブームに乗るのは「脳の省エネ」
・「何かに頼りたい人」と霊感商法
・ソシャゲの罠…「タダ乗り」では楽しめないプログラム
・ギャンブル依存と浮気性の共通点
・日本は詐欺師天国?
・「これさえあれば」と思わせる実演販売の威力
・だまされやすい人は「カモ遺伝子」を持っている?

――私たちの脳は、無意識に「その気」にさせられて、何かが欲しくなったり、何かをしたくなったりすることが現実にたくさん起こっています。 (序章/中野信子執筆 より)

――これまでのマーケティングは、キレイゴトしか扱っていない「よい子のマーケティング」ではないか。(終章/鳥山正博執筆 より)

著訳者プロフィール

●中野 信子:東京大学工学部卒業後、2004年、東京大学大学院医学系研究科医科学専攻修士課程修了。2008年、東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。2008〜2010年まで、フランス原子力庁サクレー研究所で研究員として勤務。テレビ番組のコメンテーターとしても活動中。
●鳥山 正博:ICU卒(1983)、ノースウェスタン大学ケロッグ校MBA (1988)、博士(工学、東工大2009)。1983年より2011年までNRIにて経営コンサルティングに従事。テクノロジーベースのマーケティングイノベーションと新マーケティングリサーチインフラの構築が関心領域。マーケティングリサーチ・メディア・小売領域においてビジネスモデル特許出願多数。

目次

序章  「悪のマーケティング」はなぜはびこるのか
     〜脳科学者から見たマーケティングへの疑問〜

第1章  焦りをかき立て判断力を奪う商法にご用心
     〜セロトニン×不安を煽るマーケティング〜

第2章 「ハマりたがる脳」を刺激する罠の数々
     〜ドーパミン×依存させるマーケティング〜

第3章  理性を麻痺させ「欲しい」と思わせる仕掛け
     〜オキシトシン×愛情マーケティング〜

第4章  五感を使って他者を操る手法とは
     〜前頭葉機能×刷り込みマーケティング〜

第5章  だまされやすさは遺伝子で決まる?
     〜遺伝子に操られる脳〜

終章  「よい子のマーケティング」を脱し、サイエンスへ
     〜マーケティング学者が見た脳科学の可能性〜
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