一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート

一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート

924円(税込)
発売日2020年04月24日

数量:

ほしいものリストに追加
電子書籍をブックウォーカーで購入

利用可能なお支払方法

クレジット(3Dセキュア) 代引き コンビニ atone キャリア 楽天Edy モバイルSuica Amazon Pay
  • ISBN コード : 9784041089774
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 272ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞作!スポーツ界のレジェンドの真実。

ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞作!
大宅賞受賞作家の上原善広が18年間をかけて聞き取りを続けた、まさにライフワークと言える作品。
18年以上の関係から紡がれる、ノンフィクションとしては異例の一人称文体。

「全身やり投げ男」。
1989年、当時の世界記録からたった6センチ足らずの87メートル60を投げ、その後はWGP(世界グランプリ)シリーズを日本人で初めて転戦し、総合2位となった不世出のアスリート・溝口和洋。

■中学時代は将棋部。
■高校のインターハイではアフロパーマで出場。
■いつもタバコをふかし、酒も毎晩ボトル一本は軽い。
■朝方まで女を抱いた後、日本選手権に出て優勝。
■幻の世界新を投げたことがある。
■陸上投擲界で初めて、全国テレビCMに出演。
■根っからのマスコミ嫌いで、気に入らない新聞記者をグラウンドで見つけると追いまわして袋叩きにしたことがある。

無頼な伝説にも事欠かず、まさに陸上界のスターであった。
しかし、人気も体力も絶頂期にあり、来季のさらなる活躍を期待されていたにもかかわらず、90年からはパタッと国内外の試合に出なくなり、伝説だけが残った……。
その男の真実が、25年以上の歳月を経て、明らかとなる。

プロとは? アスリートとは? 天才と秀才の差とは? 日本人選手が海外選手に勝つための方法とは?
陸上界を貫き、競技を変えた漢を18年以上の歳月をかけて追った執念の取材!!
泥臭い一人の漢の生き様から、スポーツ界が、社会が、昭和と平成の歴史が彩られていく。

【目次】

プロローグ

第一章 発端
第二章 確立
第三章 挫折
第四章 復活
第五章 参戦
第六章 引退

エピローグ
著者あとがき
文庫版著者あとがき
解説

著訳者プロフィール

●上原 善広:(うえはら よしひろ)1973年大阪府生まれ。ノンフィクション作家。大阪体育大学卒業後、ノンフィクションの取材・執筆を始める。日本各地の被差別部落を訪ねた『日本の路地を旅する』で、2010年、第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2012年、「孤独なポピュリストの原点」(特集『「最も危険な政治家」橋下徹研究』、新潮45)で、第18回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞。本書で2016年度ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。著書に『路地の子』、『今日もあの子が机にいない』、『発掘狂騒史』など多数。

目次

プロローグ

第一章 発端

第二章 確立

第三章 挫折

第四章 復活

第五章 参戦

第六章 引退

エピローグ
著者あとがき
文庫版著者あとがき
解説
最近チェックした商品