科学と文学

科学と文学

880円(税込)
発売日2020年07月16日

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  • ISBN コード : 9784044005870
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 256ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 9.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

科学と芸術が結合した名随筆。

「科学の世界は国境の向うから文学の世界に話しかける」(「文学と科学の国境」)。日本の伝統文化への強い愛情を表した寺田寅彦。芭蕉連句を映画のモンタージュ構成や音楽の楽章に喩えるなど、ジャンルを越えて芸術の本質に迫る眼差しをもっていた。科学者としての生活の中に文学の世界を見出した「映画芸術」「連句雑俎」「科学と文学1」「科学と文学2」の4部構成。解説・角川源義、川添愛

著訳者プロフィール

●寺田 寅彦:1878〜1935年。東京生まれ、高知県で育つ。東京帝国大学物理学科卒業。理学博士。東京帝国大学教授、帝国学士院会員などを歴任。東京帝国大学地震研究所、理化学研究所の研究員としても活躍。物理学者、随筆家、俳人。著書に『蒸発皿』『万華鏡』『柿の種』『蛍光板』などがある。

目次

映画芸術

緒言
映画芸術の特異性
映画の成立
映画の編輯過程
映画と連句
映画と夢
前衛映画
抽象映画
発声映画
有色映画
立体映画
人工映画
映画と国民性

連句雑俎

連句の独自性
連句と音楽
連句と合奏
連句の心理と夢の心理
連句心理の諸現象
月花の定座の意義
短歌の連作と連句

科学と文学 1

科学者と芸術家
文学の中の科学的要素
詩と官能
西鶴と科学
天文と俳句

科学と文学 2

緒言
言葉としての文学と科学
実験としての文学と科学
記録としての文学と科学
芸術としての文学と科学
文学と科学の国境
随筆と科学
広義の「学」としての文学と科学
通俗科学と文学
ジャーナリズムと科学
文章と科学
結語

解説 角川源義・川添愛
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