地方選 無風王国の「変人」を追う

地方選 無風王国の「変人」を追う

「日隅一雄・情報流通促進賞2021奨励賞」受賞!!
定価: 1,870円(税込み)
発売日:2020年09月25日
「地方選挙のリアリティを見事に活写して、読み応えのある「面白い」ルポルタージュにまとめあげた。
地道な取材に基づき、普段触れることのない地方選挙の様子を伝えることによって地方自治の
重要性や民主主義の本質を伝えるとともに、ノンフィクション作品の楽しさ、重要性を社会に知らしめた。」

「咢堂ブックオブザイヤー2020」(尾崎行雄財団主催)大賞受賞! 「及川眠子賞」受賞!
共同通信、日本経済新聞、週刊文春、週刊ダイヤモンド、週刊プレイボーイほか、主要メディアの書評欄を席巻!

『無敗の男』で国会議員と永田町を描き尽くしたライターが全国7町村の
首長選の現場、土地の風土、そこに映る「にんげん」の本質までを描き出す。

「改革幻想に囚われ、国政政党の合従連衡に
明け暮れた平成政治とは異なる令和の政治が
これから始まるとするならば、その主人公は
地べたの暮らしに疎くなった永田町の住民ではなく、
土の香りがする地方の首長の中から生まれるであろう」(「プロローグ」より)

【目次】
プロローグ
第1章 えふりこぎ(青森県大間町長選)
第2章 コンビニ店員の逆襲(北海道中札内村長選)
第3章 風にとまどう神代の小島(大分県姫島村長選)
第4章 ドンの5日間戦争(愛媛県松野町長選)
第5章 国道ファースト主義(和歌山県北山村長選)
第6章 仏頂面と波乗り男(北海道えりも町長選)
第7章 嘘つきと呼ばれて(佐賀県上峰町長選)
エピローグ
  • ISBN コード : 9784041098394
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 288ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 18.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●常井 健一:1979年生まれのノンフィクションライター。ヤンキーとイノシシが元気に走り回る茨城県笠間市(旧岩間町)出身。しばらく東京・隅田川沿いに在住。著書『無敗の男 中村喜四郎全告白』が高い評価を受け、大宅壮一ノンフィクション賞と講談社本田靖春ノンフィクション賞の最終候補となった。『小泉純一郎独白』で第23回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞(作品賞)を受賞。街頭演説と選挙にまつわる昔話をこよなく愛す。地方選の観戦を通してその土地の特色を味わう「選挙ツーリズム」を提唱中。

プロローグ
コロナ以後の「ニュースの主人公」
2020年は地方政治再評価の出発点
無知で、粗野で、脆弱で、依存的、感情的?
「安倍一強」が逆なでした地方のプライド
日本政治の奥の奥に映る「にんげん」の本性に迫る
「地方の王国」を追う

第1章 えふりこぎ(青森県大間町長選)
「選挙なんて早く終わって」
原発マネーが漁師町を変えた
「選挙は親戚の数で決まる」
サラブレッドと農耕馬、「前科者」と……
「不満の鉱脈」を掘り起こす
「なんで負けたか、わがんねえんだ」

第2章 コンビニ店員の逆襲(北海道中札内村長選)
毎日の接客が選挙運動になった
「士農工商がいまだに続いている」
リッチな農業王国と3人のレジェンド
裏切りが村に生んだ怨念
運転手から村長になった「ミニ角栄」
46歳のハローワーク
最後は鈴木宗男が持っていった

第3章 風にとまどう神代の小島(大分県姫島村長選)
「藤本村長」しか知らない
1日往復12本の便利なフェリー
「住みよい北朝鮮」
竹下登が駆け寄ってくる
角栄側近との二人三脚で
「村長に世話になった」の大合唱
「今回は降りてくれないか」
「元NHK」なんて役に立たない
61年ぶりの選挙は島を変えた
王朝のたそがれ

第4章 ドンの5日間戦争(愛媛県松野町長選)
山奥のペンギンショー
司馬遼太郎はこう書いた
江戸時代から消えない分断線
「老人ホームに入れなくなるよ」
町民は「選挙後」を恐れて……
凄腕のウグイス嬢を投入
「松野の常識」が合言葉だった

第5章 国道ファースト主義(和歌山県北山村長選)
本州で最も人口が少ない自治体
東京に乗り込んだ「ベレー帽の国道村長」
移住者を怒らせた「排除の論理」
「天の声」が跡目争いを回避させた
村民の9割が二階俊博を支持
全国区になった「節約村長」
最年少村議は……52歳

第6章 仏頂面と波乗り男(北海道えりも町長選)
北海道で一番高い出生率
「私が東京と話をつけようか」
若者。よそ者。ばか者。
役場OBたちの代理戦争
バラマキVSふれあい
津波対策は見当たらず
町民は時化よりも凪を望んだ

第7章 嘘つきと呼ばれて(佐賀県上峰町長選)
ロスジェネの「全国最年少町長」
「原口一博」という後ろ盾
東日本大震災が役人人生を変えた
疑惑の町長、直撃に答える
セクハラの濡れ衣
覇気のない自民党の国会議員たち
「あと1期で引き継ぎたい」

エピローグ
見直した「2人目」の存在意義
地方選はムラの自律性を育む
国政への抵抗を諦めてはならない
英雄探しよりも「機能する変人」の発掘を

*一部割愛しました


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