平安後宮の薄紅姫 二 宮廷去りし皇后宮と伊勢物語

平安後宮の薄紅姫 二 宮廷去りし皇后宮と伊勢物語

著者: 遠藤 遼
イラスト: 沙月
704円(税込)
発売日2020年10月15日

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  • ISBN コード : 9784040738420
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 288ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

平穏に読書したい薄紅に「後宮を去った皇后宮を連れ戻せ」と密命が下り!?

 <次なる難事は、後宮を出奔した皇后宮を連れ戻すこと――!?> 

 怪異や難事件の駆け込み寺・薄紅の姫。中宮を狙う"鬼"の事件を落着させ、その昼の姿である末席の女房として念願の書司(ふみのつかさ)となった。
 一方、静かに読書にふけりたい夜の薄紅の元には、願いと反して親しくなった晴明の孫・奉親(ともちか)が訪ねて来ては面倒に巻き込んでいく。
 そんなある日、彼女は後宮の蔵書破損をきっかけに密命をくだされる。後宮を去ってしまった皇后宮を連れ戻せ――と。
 後宮の祈祷も担う奉親とともに、この難題に挑むことに。物語知識を駆使するものの、皇后宮は断固として戻ることを拒否し……。

著訳者プロフィール

●遠藤 遼:東京都生まれ。著作に『平安謎解き歌ごよみ 在原業平とくちなしの女房』(双葉文庫)、『平安・陰陽うた恋ひ小町 言霊の陰陽師』(宝島社文庫)、『新米パパの双子ごはん』(スターツ出版文庫)、『平安あかしあやかし陰陽師』シリーズ(KADOKAWA)など。
読み応えあるストーリー展開と、人間味あふれる登場人物たちのかけあいで、多くの読者を魅了する。

目次


第一章 昔、后の難題に悩む女房ありけり
第二章 仏の御石の鉢も蓬莱の珠の枝も
第三章 二人の『伊勢物語』
第四章 ゆく蛍は月に帰る
かりそめの結び
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