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今すぐ君に××だと言いたい。言えたら、いいのに……
「勘違いしないでよね! あなたみたいな人、全然『好きじゃない』んだから!」そんな、一昔前に流行ったツンデレヒロインみたいなセリフから、俺と蒼月水悠の物語はスタートした。
常にツンツンしている蒼月さんはクラスでも浮いた存在。だけどある日を境に二人きりで話すようになって、冷たい言葉の裏に温かさが隠れていることを知っていく。本当は優しい子なのに、どうして彼女は誰にもデレないのか? それは、蒼月さんが抱える不思議な過去が関係していて……。
――これは自分を偽る少年少女が、好きな人に「デレる」までの、恋のお話。
著訳者プロフィール