祈りのカルテ

祈りのカルテ

704円(税込)
発売日2021年02月25日

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  • ISBN コード : 9784041109809
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 272ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

5つの感動がここに。連作医療ミステリ!

諏訪野良太(すわのりょうた)は、純正会医科大学附属病院の研修医。初期臨床研修で、内科、外科、小児科など、様々な科を回っている。
ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。その腕には、別れた夫の名前が火傷(やけど)で刻まれていた。
離婚して以来、睡眠薬の過剰摂取を繰り返しているというが、諏訪野は女性の態度と行動に違和感を覚える。
彼女はなぜか、毎月5日に退院できるよう入院していたのだ――(「彼女が瞳を閉じる理由」)。

初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人や、循環器内科に入院した我が儘な女優など、驚くほど個性に満ちた5人の患者たちの謎を、新米医師、諏訪野良太はどう解き明かすのか。

「彼」は、人の心を聴ける医師。心震える連作医療ミステリ!

著訳者プロフィール

●知念 実希人:1978年、沖縄県生まれ。東京都在住。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、12年、受賞作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビュー。「天久鷹央」シリーズが人気を博し、15年には『仮面病棟』が啓文堂書店文庫大賞を受賞しベストセラーとなる。他著に『螺旋の手術室』『優しい死神の飼い方』『黒猫の小セレナーデ夜曲』『屋上のテロリスト』『時限病棟』『崩れる脳を抱きしめて』「神酒クリニックで乾杯を」シリーズなどがある。
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