- ISBNコード
- 9784047037083
- レーベル
- 角川選書
- 商品形態
- 一般書
- サイズ
- 四六判 変形
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 127 × 190 × 14.0 mm
- 総ページ数
- 256ページ
危機を乗切る政治手腕。藩の自立から雄藩の出現へ、時代の転換を読み解く!
地震・火事・水害・干魃・疫病……度重なる危機に大名たちはどう立ち向かったのか。幕府安定化に尽力した外様大藩・藤堂藩の記録を中心に、対応を読み解く。見えてきたのは、時に重い租税を課しながらも、有事には財政を傾けてまで行われる迅速な支援だった。藩主と領民との間に醸成された信頼関係は、財政強化による藩の自立の原動力となり、雄藩の登場によって、幕藩体制は終焉へと至る――時代の転換を読み解く、新視点!
【目次】
はじめに──災害からなにを学ぶか
第一部 行政としての災害復興
第一章 領民を救う藩
1 安政大地震の直撃
2 藩庫を傾けた復旧策
3 藩経営の暗黙知
第二章 戦災からの復興
1 中世の大災害
2 復興と開発の時代
3 藩の危機管理
第三章 藩公儀の誕生
1 人工の町と村
2 町の復旧
3 村の復旧
4 藩行政を支えた群像
第二部 災害が歴史を動かす
第四章 責務としての災害復旧
1 天下人の思想
2 藩の思想
3 前期明君の登場
第五章 災害と藩の自立
1 「国家」と「国民」の時代
2 災害が突きつけた難題
3 後期明君の限界
4 預治思想の終焉
むすび──流動化する国家
参考文献
【目次】
はじめに──災害からなにを学ぶか
第一部 行政としての災害復興
第一章 領民を救う藩
1 安政大地震の直撃
2 藩庫を傾けた復旧策
3 藩経営の暗黙知
第二章 戦災からの復興
1 中世の大災害
2 復興と開発の時代
3 藩の危機管理
第三章 藩公儀の誕生
1 人工の町と村
2 町の復旧
3 村の復旧
4 藩行政を支えた群像
第二部 災害が歴史を動かす
第四章 責務としての災害復旧
1 天下人の思想
2 藩の思想
3 前期明君の登場
第五章 災害と藩の自立
1 「国家」と「国民」の時代
2 災害が突きつけた難題
3 後期明君の限界
4 預治思想の終焉
むすび──流動化する国家
参考文献
目次
はじめに──災害からなにを学ぶか
災害学への期待/国家と災害/藩主と領民の絆 など
第一部 行政としての災害復興
第一章 領民を救う藩
1 安政大地震の直撃
将軍のお膝元の大地震/直下型大地震の来襲/地震直後の対応/城下町の被害届 など
2 藩庫を傾けた復旧策
提示された救済額/下行額の決定/現代の金額に換算すると
3 藩経営の暗黙知
大施餓鬼による鎮魂/様々な疫病対策/災害と公共機能 など
第二章 戦災からの復興
1 中世の大災害
寛正大飢饉/明応大地震/民衆自治の限界/戦国大名の災害対策
2 復興と開発の時代
城郭の大改修/近世城下町の建設/防災・減災の配慮 など
3 藩の危機管理
近世城下町の第一世代/城下町の防火規定/藩祖を祀る城下町祭礼 など
第三章 藩公儀の誕生
1 人工の町と村
町と村の分離の意味/復興拠点としての城下町/郷村の復興 など
2 町の復旧
相次ぐ火事/城下町の復旧/藩が管理する近世都市 など
3 村の復旧
百姓家屋の再建/領民生活の丸抱え/「公田」の思想 など
4 藩行政を支えた群像
寛永大飢饉/防災・減災の時代/神になった名奉行/賢宰の時代
第二部 災害が歴史を動かす
第四章 責務としての災害復旧
1 天下人の思想
預治思想と災害復旧/近世都城と税制/幕藩官僚制とは何か など
2 藩の思想
高虎の統治思想/百姓成り立ち/藩構造の根幹をつくる など
3 前期明君の登場
藩主と「国民」/郷士制採用の意義/農業を支える「国家」 など
第五章 災害と藩の自立
1 「国家」と「国民」の時代
「御国」への貢献/「国土まさかの時」/藩行政の深化 など
2 災害が突きつけた難題
災害がもたらしたもの/浅間山大噴火/藩自立化への動き
3 後期明君の限界
藩政改革と明君/寛政一揆の勃発/藩政改革の矛盾 など
4 預治思想の終焉
幕藩体制の危機/大政委任論の台頭/「天」とはなにか など
むすび──流動化する国家
災害と藩「国家」/御救いとはなにか/幕末を招いた災害連鎖 など
参考文献
災害学への期待/国家と災害/藩主と領民の絆 など
第一部 行政としての災害復興
第一章 領民を救う藩
1 安政大地震の直撃
将軍のお膝元の大地震/直下型大地震の来襲/地震直後の対応/城下町の被害届 など
2 藩庫を傾けた復旧策
提示された救済額/下行額の決定/現代の金額に換算すると
3 藩経営の暗黙知
大施餓鬼による鎮魂/様々な疫病対策/災害と公共機能 など
第二章 戦災からの復興
1 中世の大災害
寛正大飢饉/明応大地震/民衆自治の限界/戦国大名の災害対策
2 復興と開発の時代
城郭の大改修/近世城下町の建設/防災・減災の配慮 など
3 藩の危機管理
近世城下町の第一世代/城下町の防火規定/藩祖を祀る城下町祭礼 など
第三章 藩公儀の誕生
1 人工の町と村
町と村の分離の意味/復興拠点としての城下町/郷村の復興 など
2 町の復旧
相次ぐ火事/城下町の復旧/藩が管理する近世都市 など
3 村の復旧
百姓家屋の再建/領民生活の丸抱え/「公田」の思想 など
4 藩行政を支えた群像
寛永大飢饉/防災・減災の時代/神になった名奉行/賢宰の時代
第二部 災害が歴史を動かす
第四章 責務としての災害復旧
1 天下人の思想
預治思想と災害復旧/近世都城と税制/幕藩官僚制とは何か など
2 藩の思想
高虎の統治思想/百姓成り立ち/藩構造の根幹をつくる など
3 前期明君の登場
藩主と「国民」/郷士制採用の意義/農業を支える「国家」 など
第五章 災害と藩の自立
1 「国家」と「国民」の時代
「御国」への貢献/「国土まさかの時」/藩行政の深化 など
2 災害が突きつけた難題
災害がもたらしたもの/浅間山大噴火/藩自立化への動き
3 後期明君の限界
藩政改革と明君/寛政一揆の勃発/藩政改革の矛盾 など
4 預治思想の終焉
幕藩体制の危機/大政委任論の台頭/「天」とはなにか など
むすび──流動化する国家
災害と藩「国家」/御救いとはなにか/幕末を招いた災害連鎖 など
参考文献