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箱庭の巡礼者たち

1,870円(税込)
発売日2022年07月04日
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  • ISBN コード : 9784041116555
  • サイズ :四六判    総ページ数: 352
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 21.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

神々の落としものが、ぼくらの世界を変えていく。

ある夜、少年は優しい吸血鬼を連れ、竜が棲む王国を出た。祖母の遺志を継ぎ、この世界と繋がる無数の別世界を冒険するために。時空を超えて旅する彼らが出会った不思議な道具「時を跳ぶ時計」、「自我をもつ有機ロボット」、そして「不死の妙薬」。人智を超えた異能(ギフト)がもたらすのは夢のような幸福か、それとも忘れられない痛みか。六つの世界の物語が一つに繋がる一大幻想奇譚。

著訳者プロフィール

●恒川 光太郎:1973年東京都生まれ。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞してデビュー。直木賞候補となる。さらに『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(後に『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。その他の作品に、『南の子供が夜いくところ』『月夜の島渡り』『スタープレイヤー』『ヘブンメイカー』『無貌の神』『白昼夢の森の少女』『真夜中のたずねびと』『化物園』など。

目次

箱のなかの王国
 物語の断片1 吸血鬼の旅立ち
スズとギンタの銀時計
 物語の断片2 静物平原
短時間接着剤
 物語の断片3 海田才一郎の朝
洞察者 
 物語の断片4 ファンレター
ナチュラロイド
円環の夜叉
 物語の断片5 最果てから未知へ