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夫婦になるはずだった2人の歯車が狂いだす――
主人公もねと「彼氏くん」の出会いは、夜の銀座。ホステスだったもねの前に現れた彼氏くんの第一印象は「苦手」だったにもかかわらず、導かれるように2人は接近していく。交際から婚約、順調にいけば結婚するはずだった2人の関係に、ある日の突然の電話が原因で亀裂が入る。浮気が発覚、しかも一人ではない!? 信じていたのに…相手の信用はとたんに崩れ落ちていくが、心の整理もつかない。そして――彼女が手に握っていたものは包丁だった。自殺未遂、心中未遂、彼女は身も心もぼろぼろになっていく。最終的に2人は何を選択するのか？どこにでもいそうな男女の激しく険しい日々を描く。目次
1真夜中の着信
2それだけの関係
3もう一人の婚約者
4警察署での会話
5特別な存在を疑った日
6彼のスマホ画面
7第一印象は苦手
8幸せの絶頂
第2章
9ヒモ男
10彼からの謝罪
11週末の嘘
12本命の浮気相手
13壊れかけの私
14未希ママの優しさ
15答えを探して
16HIV検査を受けるということ
17「幸せな私」という呪縛
第3章
18みなみへの執着
19みなみからの接触
20真夜中のインターフォン
21嫌な予感
22変われない私
23両親への報告
24メンタルクリニック
251週間後の約束
26これで終わり
27被害届
28私の答え