鉄道無常 内田百けんと宮脇俊三を読む

鉄道無常 内田百けんと宮脇俊三を読む

880円(税込)
発売日2023年12月22日

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  • ISBN コード : 9784041137758
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 272ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

変わり続ける車窓風景に人生と日本を見た、 鉄道紀行界の巨星二人の軌道

鉄道は楽しい。 そして、鉄道は哀しい。

「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」内田百けん
「鉄道の『時刻表』にも、愛読者がいる」宮脇俊三

日本において鉄道紀行というジャンルを示した内田百けん。「なんにも用事がない」のに百けんが汽車で大阪に行っていた頃、普通の人にとって鉄道は、何かの用事を果たすために乗るものでした。それから四半世紀後、異なるアプローチでそのジャンルを背負った宮脇俊三。彼は、時刻表を小説のように愛読していたことを『時刻表2万キロ』で告白しています。鉄道や紀行文学の歴史とともに二人の足跡をたどる1冊です。

著訳者プロフィール

●酒井 順子:1966年東京生まれ。高校在学中より、雑誌にコラムを執筆。大学卒業後、広告会社勤務を経て執筆業に専念。『負け犬の遠吠え』で第4回婦人公論文芸賞と第20回講談社エッセイ賞をダブル受賞。他に、『女子と鉄道』『下に見る人』『女流安房列車』『子の無い人生』『男尊女子』『家族終了』『平安ガールフレンズ』『ガラスの50代』『処女の道程』など著書多数。

目次

目次
鉄道紀行誕生の背景は?
生まれた時から「鉄」だった
人生鉄路のスタート地点
それぞれの新橋駅、それぞれの鉄道唱歌
「鉄道は兵器だ!」の時代へ
東京大空襲を生き延びて
敗戦の日の鉄道
新たなスタート
鉄道好きの観光嫌い
御殿場線の運命
抗い難いトンネルの魅力
鉄道の音楽性
酒という相棒
女と鉄道
誕生鉄と葬式鉄
曾遊、その喜びと悲しみ
旅を書く・内田百けん編
旅を書く・宮脇俊三編
子供の心、大人の視線
「時は変改す」
あとがき
文庫版 あとがき
解説
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