ブラック・チェンバー 米国はいかにして外交暗号を盗んだか

ブラック・チェンバー 米国はいかにして外交暗号を盗んだか

訳者: 平塚柾緒
1,980円(税込)
発売日2023年12月08日

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  • ISBN コード : 9784040824864
  • サイズ : 新書判 総ページ数: 496ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 108 × 173 × 22.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

米国はいかに外交暗号を盗んだか? 国際政治の内幕を描いた名著、復刊!

佐藤優氏 「情報分析の一級資料、待望の復刊。」

ワシントン海軍軍縮会議で参加国の暗号電報5000通以上が完全に解読されていた――1931年に刊行された『ブラック・チェンバー』は、米英日はじめ世界中に衝撃をもたらし空前のベストセラーとなる。米国がひそかに行っていた諜報活動の実態を、暗号解読室「ブラック・チェンバー」創設者、H・O・ヤードレー自身が暴露したのだ。ベルサイユ平和会議、ロシア革命、ワシントン海軍軍縮会議――世界が “国際協調” へ向かう歴史の裏で繰り広げられていた米国インテリジェンス活動の実態とは? 
日本語暗号突破までの一部始終を総解説、「日米諜報戦」の原点を描くとともに、ベルサイユ平和会議やロシア革命の裏で展開した国際 “諜報戦”の現場を描く秘録、待望の復刊!
解説・佐藤優

◆ワシントン会議で戦艦保有率対米7割からの譲歩を指示した日本外務省暗号電報は完全に解読されていた
◆日本軍のシベリア撤兵情報もつつぬけ
◆日本語暗号の解読が最も難しかった
◆ドイツの諜報網を破るための「隠しインク」の焙り出し
◆米国内の郵便検閲で引っかかった暗号私信は、ほとんどが「ラブレター」

著訳者プロフィール

●H・O・ヤードレー:1889年、インディアナ州生まれ。米陸軍情報部所属の暗号解読組織MI8を創設し、責任者として活躍する。MI8解散後の1931年、本作の原著である “The American Black Chamber" を発表。邦訳版は日本国内でも3万部をこえるベストセラーとなった。1958年没。
●平塚柾緒:1937年、茨城県生まれ。「近現代フォトライブラリー」主宰、取材・執筆グループ「太平洋戦争研究会」代表に就き、数多くの元軍人への取材を続けてきた。著書に『東京裁判の全貌』『二・二六事件』(以上、河出文庫)、『太平洋戦争裏面史 日米諜報戦』『証言我ラ斯ク戦ヘリ』(以上、ビジネス社)、『玉砕の島ペリリュー』『写真でわかる事典 日本占領史』『写真でわかる事典 沖縄戦』(以上、PHPエディターズ・グループ)など多数。原案協力に『ペリリュ一 ―楽園のゲルニカ―』(武田一義著・白泉社)がある。

目次

原著者序
復刊によせて

第1章 米国務省の暗号室
第2章 MI8
第3章 ドイツの隠しインクを暴け
第4章 諜報員パトリシア
第5章 美貌のスパイ、マリア・ド・ヴィクトリカ夫人
第6章 盗み取った二通のドイツ暗号無電
第7章 ドイツ諜報員パブロ・ワベルスキー
第8章 女性スパイの活躍
第9章 英国陸軍暗号解読班
第10章 ベルサイユ平和会議
第11章 ロシア革命政権の情報戦
第12章 日本の外交暗号はいかに解読されたか
第13章 盗まれた日本の軍縮会議暗号電
第14章 駐米大使の陰謀事件
第15章 時代遅れの米国の外交暗号
終章 「機密室」閉鎖される
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