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組織の論理の中、いかに、人間でいられるか―。 風太郎賞受賞作家の会心作
千日出版の教育部門で課長を務める秋吉は、[引きこもり・不登校対策]を標榜した新時代の高校を開校する一大プロジェクトを進めていた。梶原局長の中3の息子が、屋上から転落死したことでプロジェクトは一時中止となり、事故ではなく自殺という噂が社内で広まる。秋吉は部下の前島と独自に調査を行うが、会社の上層部は秋吉に隠蔽を働きかける――。組織の論理に翻弄される中間管理職の苦悩を描いた、波瀾の企業エンタメ!著訳者プロフィール
目次
解説 永江朗